ちょうど生後3ヶ月頃にタイに戻る予定の私とちびさん。
そのためには、パスポートを取得する必要があります。今回は、赤ちゃんのパスポートをゲットするまでのお話です。
パスポート申請の必要書類
赤ちゃんのパスポートを申請する際の必要書類は以下の通りです。
一般旅券発給申請書 1通
パスポートセンターに置いてあります。
海外在住であれば、外務省のHPからもダウンロードできますが、国内在住者は使用できないので注意です。
戸籍謄本 or 戸籍抄本 1通
6ヶ月以内に発行されたもの
写真 1枚
縦4.5cm×横3.5cmで6ヶ月以内に撮影されたもの
本人確認書類
赤ちゃんの場合だと、一般的には健康保険証と母子手帳で本人確認を行います。
また、付き添いの親権者の身分証明も必要です。
※住民基本台帳ネットワークシステムの導入により、住民票の写しは原則不要です。持ち物の詳細については、各パスポートセンターで確認ください。
赤ちゃんのパスポート写真
大人であれば簡単に取れる証明写真も、赤ちゃんのものとなれば至難の技。
赤ちゃんのパスポートを用意する場合には、2つの方法があります。
プロに撮ってもらう
パスポート写真の規定は細かいので、プロに撮ってもらうのが一番安心です。
ただ、赤ちゃんが寝てしまったり、ぐずり出したりすると大変なので、機嫌の良いタイミングを見計らう必要があります。
自分で撮る
私はこちらを選択しました。
本当は写真屋さんに行きたかったのですが、機嫌よくしてくれるかどうか不安だったからです。
ビザの都合上、生後1ヶ月程で用意する必要がありましたが、その頃はほとんどが、寝ているか泣いているかの時期で。
泣かずに起きてる時間帯が、一日のうち本当にわずかしかありませんでしたので、家で撮ることにしました。
パスポート写真の自宅での撮り方
写真を撮る
外務省のHPでは、乳幼児の写真のとり方について、以下の通り書かれています。
乳幼児の撮影の際、椅子に座れないなど一人での写真撮影が難しい場合、無地で淡い色のシーツなどに寝かせて、上方から撮影してもかまいません。
我が家では、白いシーツを敷いた布団の上に寝かせて、上から撮影する方法をとりました。
これが、なかなか難しい!全く正面を向いてくれません。
それに、すぐに手が顔の近くに添えられてしまいます(顔以外のパーツが写真に入ったらダメなのです)。
だからといって、手で支えるわけにもいきませんし、至難の技でした。
コツとしては、二人がかりになって、一人が顔を支えて手を離したすきに、パッともう一人が写真を撮ることです。
それでも、なかなか真正面にはなりませんが…。
※パスポートの規格には多々注意点があるので、外務省HPを参照してください。
撮った写真をパスポート用に調整する
顔の位置や、写真の大きさを調整するために、こちらのアプリを使いました。
必要であれば、美肌加工や彩度の調整もできます。
美肌証明写真
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調整した写真をコンビニで印刷する
アプリで調整した写真を、コンビニのマルチコピー機で印刷します。
こちらのアプリでは、Wi-Fi経由で写真のデータを飛ばすことができます。特にID登録なども必要なく、手軽で便利でした。
こうして苦労してパスポートの申請書類を全て用意したのですが、なんと却下されてしまいました(´・ω・`)
まさかのパスポート申請却下!?
書類が全て用意完了!
受取時には、赤ちゃん本人も同伴する必要がありますが、申請時は代理の親だけで大丈夫です。
生後一ヶ月ということもあり、母親に子どもを見てもらって、私だけでパスポートセンターへ行きました。
受付「これでは申請できませんね」
えーーーーー!!
なぜー!?((((;゚Д゚))))
話を聞いてみると、どうやらパスポート用の写真が不鮮明だったことが原因とのこと。
・・・思い当たるフシはありました。
まず、撮影はスマホで行いました。パスポート写真なんて小さいし、スマホの画素数でも事足りるだろうと思ったんです。加えて、美肌加工をしてしまったんです。
だって、タイの証明写真では思いっきり美肌・美白加工をするじゃないですか?
ちょうど乳児湿疹がひどい時期で、顔中ブツブツで赤くなってて。5年間とはいえ、これがパスポート写真になるのは可哀想だなと思い、アプリでちょっとだけ加工しちゃったんですよね。
ただ、アプリの特性上、美肌加工をすると、ちょっとボンヤリしてしまうのは気になっていました。大丈夫かな?と思いながら持っていったのは事実です。
心配は的中、却下となりました。
仕方がないので、ちゃんとしたデジカメで画素数を上げて撮影して、念のため加工無しで持っていって申請完了。ホッとしました。
一応、パスポート写真の規格を載せておきますね。
- 申請者本人のみを撮影したもの
- 6カ月以内に撮影したもの
- 正面、無帽、無背景
- 縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)
- カラーでも白黒でも可
- 鮮明であること(焦点が合っていること)
- 明るさやコントラストが適切であること
- 影のないもの
- 顔の縦の長さは、写真縦の70~80%(34±2ミリメートル)であること
- 背景と人物の境目がはっきりしていること
- 眼鏡のレンズに光が反射していないこと
- 平常の顔貌と著しく異ならないもの(例えば、口を開き歯が必要以上に見えているものは不可)
- 前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと
- ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないこと
- 変色していないもの、傷や汚れのないもの
- デジタル写真の場合、ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの
- デジタル写真の場合、写真専用紙等を使用し、画質が適切であること
細かすぎるよ!!
正面を向かせるのは本当に大変。あと、影を入れないので撮るのもけっこう難しい。グズらないタイミングで行ければ、やっぱりプロに頼んだほうがいい気もします。
そうそう、顔の縦の長さがちょっと足りなかったんですが、パスポートセンターの方でトリミングしてくれました。親切!
ちなみに乳幼児の理想的な写真例としては、下のような感じだそうです。
これ1〜2歳くらいかな?これくらいの月齢の子なら撮るのも難しくなさそうなんですけどね。じっとしてないから逆に難しいのかな?
パスポート受取時の小話
どうでもいいですが、パスポートを受け取りにいった話を。
パスポートセンターにもよりますが、パスポートはだいたい7〜10日ほどで出来上がります。私は、ちょっとバタバタしていて2週間後に取りに行きました。
そのときには、すっかり乳児湿疹が落ち着いていました。湿疹がなくなったのでツルンとした肌で、むくみもなくなり、親の目には申請した写真とは全くの別人。
まさにこんな感じ。
下手くそな絵で申し訳ありませんが、ほんとこれくらい変わったように見えたのですよ。親の目には…。
「連れていっても係の人、写真と別人って思っちゃうんじゃない?笑」なんて、パスポートセンターまで一緒についてきてくれた母親とキャイキャイ話していました。
順番を呼ばれ、受取のサインをしながら、子どもの顔を見せます。(ほんとに本人かどうか疑われたらどうしよう。同じ服着せてくればよかったかな。顔、全然変わっちゃったしなーーー…)
「はい!間違いなく本人ですね!これパスポートです!」
・・・
・・・
あれ?あなたちゃんと写真見ました?これ別人のようじゃありません?いや、たしかに本人ではあるんですけど、写真とは別人ですよね?そう思いません?ほら、この写真だと乳児湿疹で顔もパンパンでお相撲さんのようですけど、今はすっきり超かわいくなってるじゃないですか。それを間違いなく本人ってあなたの目は節穴ですか?
と、思う気持ちをぐっと我慢して、素直にパスポートを受け取って帰りました。
親ばかって、怖いです。