タイから日本へ入国時は、政府によるコロナ水際対策で3泊4日間強制隔離する必要があります。
タイから羽田空港へ到着し、強制隔離施設としてバスに揺られて到着したのは【アパホテル&リゾート横浜ベイタワー】でした!
これまで羽田に到着した友人たちは、だいたい横浜アパか、空港横のヴィラフォンテーヌだったので、どちらかだと予想してましたが横浜アパ。
単身の方は両国アパなのかな?
しっかり準備したおかげか、思っていたよりも快適に過ごせたのでレポートしていきたいと思います!
こちらに書いてあることは2021年8月現在での話です。新型コロナウィルスの水際対策に関しては日々変化するものなので、体験談のひとつとして読んでいただければ幸いです。
https://www.bangkok-pukuko.com/entry/thaihaneda
目次
アパホテル横浜ベイタワーの客室の様子
チェックイン時にツインの部屋に家族3人(大人2人と4歳児1人)はどうですか?と提案されたんですが、あまりにそれは狭すぎるのでツインとシングルに分けてもらいました。
客室数2,311戸の大規模ホテルなので余裕があるんでしょうね。
子連れ家族は二手に分かれることを想定して事前に荷物を分けておくことをオススメします。
我が家も友達家族の話を聞いて、1つ目のスーツケースは夫の荷物、2つ目は私の荷物で分けておきました。
部屋の行き来はできません。
まずこちらが夫のシングルの部屋。ベッドとカウンターテーブルのみのシンプルな作り。
そしてこちらが私たちが泊まったツインの部屋。最初に入った印象は「せまっ」
狭いとは聞いてましたが、本当に狭くて笑っちゃいました笑
とりあえず娘と一緒に寝るのにベッドをくっつけます。ベッドが動かせるタイプのものでよかったです。
あと、枕がちょうどいい高さと硬さでタイプでした。
こちらベッド側から見た景色。ほんとスペースがありません。毎日mibandで測ってる歩数は1日400歩ほどでした。
タイの家にいると、1日家にいて運動もしなかった日でも2,000歩くらい歩いてるのにね。
あとテレビは、ミラーリング対応のものでした。その他VODもタダで見れるみたい。
食事を取ったり作業したりするテーブル。湯沸かしポットあり。水とゴミ袋がたくさん貰えました。あとタオルも日数分すでに置いてあります。
足りないものがあれば電話して持ってきてもらいます。
その下にはパジャマとドライヤーが。
テーブルの横には洋服をかけたり物を置いたりできる棚があります。
そしてその下にはコップとインスタントコーヒー、そして緑茶のパウダー。
お風呂はこんな感じです。2019年にできたホテルなので綺麗なのが嬉しいですね。
トイレと洗面台。
アメニティはこんな感じ。歯ブラシ&歯磨き粉、身体を洗う用のタオル、カミソリ、ブラシ、ヘアゴム、シャンプーキャップ、コットンがありました。
その他ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーなどは備え付けのものがあったので、ひとまずの生活で不便を感じることはありません。
部屋からの景色が良かったので助かりました。気持ちのいい光が入って全然気分が変わります。横浜スタジアムがちらりと見えました。
友達のところは部屋がすりガラスになってたらしいので、これはもう運ですね。
横浜アパはコの字型みたいになっていて、外向きの部屋だと景色が良くて、内側の部屋だとすりガラスのようです。
別の友達は、「二手に分かれた家族と隣同士ならすりガラス、バラバラでもよければ景色が見えるけどどうしますか?」と聞かれたみたいなので、部屋があいていれば多少のリクエストも受けてくれるのかもしれません。
実に14㎡しかないめちゃくちゃ狭い部屋なのですが、必要なところに必要な棚やフックがあって、すごく機能的な部屋でした。
「あそこにこれ置きたいのにー!」が大体叶うんです。すごいわ。
3泊4日で使わない荷物はベッドの下に入れておけるし(荷物入れに使ってもらうように高さのあるベッドになっている)、かなり快適に過ごせました。
アパホテル横浜ベイタワーの食事
横浜アパの何がいいって食事が美味しいこと!
和洋中とバラエティに富んでいて、毎回どんなお弁当が出てくるのか楽しみでした。
どんなお弁当が出たのか、ざざっと写真でご紹介!
めちゃくちゃ良くないですか?アレルギー表記もされてあって、すごく丁寧だなあと思います。毎日夜だけお味噌汁がついていました。
冷たいお弁当が気になる方は、洗面所にお湯を張って、そこに紙箱から出したお弁当を入れて数分待つと温まります。(電子レンジはありません)
私は面倒くさくなって1回しかやってないですが。冷めてても美味しかった。
ただ、娘はあんまり食べなかったんですよね〜。ご飯が固くなってるのがダメみたい。元々少食なので、食べれそうなものを少しだけ食べてました。
気になる方はパンなどを持ち込むのがオススメです。ビタミン不足になりがちなので、ゼリーとか、フリーズドライのお菓子も良いかも。
離乳食ももらえるみたいですが、友達いわく種類が少ないので、自分で用意するのがオススメ。Amazonとかで買ってもいいですね。
とにかく何も考えなくても美味しい食事が出てくるということが、めちゃくちゃ幸せ。タイで3食用意するのがストレス溜まってたんやな…。
アパホテル横浜での強制隔離に持ってきてよかったもの
それでは、我が家が強制隔離で持ってきてよかったものを紹介しますー!
子供系
- 子供用の食器とカトラリー
- スポンジと洗剤
- ふきん
- 子供の食べ物
- 子供の遊び道具
子供用の食器類は紙でもいいけど、IKEAのプラスチック製のを持ってきました。その方がなんとなく美味しく食べられる気がして。
特にレトルトのお味噌汁などは紙コップに入れると熱かっただろうからプラコップ持ってきて正解やったな。
お皿を洗うのにミニサイズのスポンジと洗剤、ふきんもお忘れなく。食器を乾かすところがないので、洗ったらすぐふきんで拭いてました。
食べ物はお子さんの年齢や好みによりますよね。うちはパン、ふりかけ、海苔は持ってきて良かったなあと思いました。
子供の遊び道具として、お絵かきセットは持ってきてよかった!このあたりもお子さんの年齢や、好きな遊びにもよりますよね。
娘は工作やお絵かきが好きなので、スペースは狭いけどあってよかったです。
お弁当の箱や割り箸を使って毎日なにかしら作って遊んでました。あとは塗り絵とかドリルしたりとか。
食事系
- お気に入りのコーヒーや紅茶
- お菓子やインスタント系の食べ物
- お気に入りのコップ
- スポンジ・洗剤・ふきん
食事は、基本的にアパのものが美味しいので特に不満はなかったのですが、自分を甘やかすためのものを持ってくるとQOLが上がります!
私はやっぱり珈琲かな。インスタントのはあったけど、やっぱりドリップのほうが数倍美味しい。
昔、プレゼントでいただいたスタバの折りたたみコップ
窓際にティータイムゾーンを作ったら優雅っぽくないですか?
ひとつ失敗したのはお菓子ももっと持ってくればよかったことかな。途中で甘いものが食べたくなった!
お酒の飲みたくなったけど、強制隔離中はアルコール接種は不可とのこと。
娯楽系
- 延長コード
- FireStick
- Nintendo Switch
- Bluetoothスピーカー
- タブレット
- Kindle
タイの家でも使ってるFireStick。これがあればプライムビデオもNetflixもYouTubeもテレビで見ることができます。
旅行先でも使えるのがこれの推したいポイント。
ポチップ
ということで、娘はFireStickで好きな番組を見て過ごしてました。本当は私もNetflixで映画見たりしたかったんですけどね。
あとはSwitchも持参。娘も私がゼルダをプレーしてるのを見るのが好きという奇特なやつなので、気づいたら1日5〜6時間やってることも…。もはや廃人。
Bluetoothスピーカーも持ってきましたよー!テレビをつけてないときは、これで音楽かけてると癒やされます。
ポチップ
あとは絶対必須なのがタブレットです。我が家、夫と私と娘とそれぞれタブレットを持っております。そうしておくとストレスフリー。
娘専用のはお安いAmazonFireHDタブレット。動画を見たりゲームしたりするには十分です。
あと娘が寝た後にKindleで読書したりしてました。Kindleってスマホやタブレットでも見えるけど、やっぱり活字系は専用ので読むのが一番好き。
そんなわけで、充電するやつ多すぎるので延長コードは必須です。自主隔離先でも役立ったので持ってきてよかった!
癒し系
- お気に入りの石鹸・シャンプー・コンディショナーなど
- お気に入りのオイルやパックなど
自分のテンションを上げるため、THANNのアメニティとPANPURIのオイルを持ってきましたー!スキンケアは1本で完了のYOLOLABOのもの。
嗅覚からの癒しって重要ですよね。お気に入りの匂いを嗅ぐだけでやっぱり気分が変わります。あ、部屋は空気清浄機が入ってるので特に臭いとかはなかったです。
でもルームスプレーやピロースプレーとかがあってもいいかも。
ちなみに、リングフィットの道具も持ってきたけど、横浜アパは運動系は難しそうに感じました。というのもチェックイン時に大きな音や振動を立てないでくださいと言われたんですよね。
友達は、たいして動いてないのにフロントから「お子さんの物音が…」と電話がかかってきたと言ってたので、3日間は大人しく過ごすのが無難のようです。
ストレッチくらいが音もしないしリラックスできて良さそう。
洗濯はコインランドリーが使えました。
私は結局使ってないですけど、事前にフロントに電話して予約して行くようです。(汗をかかなかったから毎日同じTシャツ着てた。←え。いや、さすがに下着は替えてますよ)
1回300円。日本円のお金がいるので、タイにいる間にお金を用意しておかないといけません。(空港到着後に換金する場所はない)
アパホテル横浜ベイタワーでの強制隔離日記
では、横浜アパで過ごした日記です。大体のタイムスケジュールとかも分かるかな。
1日目
10時に横浜アパ到着。家族ごとにチェックインを済ませます。そこで部屋の割り振りを決めたり、施設のルールなどを教えてもらいました。
「シャバの空気もこれが最後か…」なんて思いながら、支給された朝食を持って部屋へ向かいます。
部屋に着いたら、とりあえず荷物をいい感じに使えるよう片付け開始。部屋が機能的なおかげで、なんだかいい感じに部屋が出来上がりました。
そうこうしてると12時半ごろに「ピンポンパンポン♪ 昼食の配膳が完了しました。」との館内アナウンスが。
マスクをしてドアを開けるとノブのところにお弁当がかかっていました。さっき朝食を食べたばかりなのになぜか食べれてしまう不思議。
午後からゲームをして、夕方早めの時間からお風呂に入って、ご飯を食べて、1日目は終了です。ご飯のときは夫とテレビ電話をつなぐようにしてました。
2日目
朝起きたら、8時までに健康状態の報告をする必要があります。忘れてたら電話がかかってきました。
私と娘の2人分の検温をして、サイトで報告をしていきます。体温計はチェックイン時に支給されます。
珈琲飲みながらスピーカーで好きな音楽を流してパソコンで作業…なんてしてる自分に酔ってる図。いやでもそういう時間が好きなので仕方ない。
個人的に、ステイホーム中は毎日のルーティンを決めると心穏やかに過ごせる気がしてます。
朝ごはんを食べたら、午前中は、娘のドリルをしたり、タブレットで知育系のアプリをやったり、工作をしたり、なんとなくお勉強系をして過ごします。
そして午後はSwitchでゲーム。ゼルダをやってたらすぐに時間がすぎるのであっという間に夕方。
夜ご飯を食べた後は、寝るまで読書です(ジャンプアプリのワンピース90巻無料をひたすら読む)
普段20時〜21時に寝る娘も、日中動かないからか全然眠たくならないらしく、22時まで起こしてました。ええねん。ストレスなく過ごせたらそれでええねん。
ルーティンとかカッコいいこと言って、雑すぎる1日。特に午後。まあ午前中だけでも頑張ってるからええねん。
そういえば1日目に頼んでたAmazonの荷物が翌日に到着。
通常、デリバリーや差し入れは到着日の翌日の午前中に部屋に届けると書かれてましたが、到着日に届けてもらえました。
3日目
昨日と同じく午前中は娘の知育系の時間。
私もちょっと日本の生活の調べ物をしたり。PayPayとか使ってみたかったけど、日本の電話番号がいるんですね。
そうそう。日本で即使えるSIM2FLYも念のためフジで買って持ってきましたよ。SIMを入れてローミングするだけ。簡単。
とはいえ、空港でもホテルもWi-Fiがあるので特に使う機会はなく。移動時間も30分くらいなので、どうしてもネットに繋ぎたい!という瞬間はなかったです。
もし日本で別の格安SIMを契約予定なら、強制隔離中にネットで申し込んで、自主隔離先に送ってもらうでもいいかもしれません。そもそもSIM2FLYもAmazonで買えるしね。
ポチップ
でも、何かあったときに日本で使えるSIMがあるという安心材料として持っておくと安心です。
3日目日もゲームしてたらいつの間にか夜になってました(ただのダメ人間)
4日目
午前6時半ごろに「検査キットをドアノブにかけました」という案内がありました。
すぐに娘を起こして唾液を取ります。唾液が難しい場合は、鼻拭い検査も選択可。3日目に確認の電話がありました。
そして7時ごろにスタッフさんが取りに来られました。そこからはまたいつも通り過ごします。
でも電話があったらすぐに出られるように、午前中のうちに荷物をまとめておくことに。
14時ごろスタッフさんから電話がかかってきて「ご家族3人とも陰性でした。もうバスが来てるので荷物をまとめて出てください」と言われました。
そこからバタバタとチェックアウト。
バスに乗り込んだ時点で14時半。確か出発は14時45分ごろだったかな?羽田空港には15時15分ごろ到着しました。
到着したら、もうそこで解散。今までずーっと外では団体行動だったのに急に自由になったら戸惑いますね笑
夏休みだというのに人の気配の少ない羽田空港。日本も深刻やなあ。
ちなみに在外邦人向けのワクチン接種を受ける方は、3階出発ロビーのNカウンターそばです。
2021年8月現在、空港内のお店はほとんどやってなくて、確かモスバーガーとカフェがあいてたと思います。
自主隔離先へのハイヤーとの待ち合わせ時間までは、展望デッキで時間を潰させてもらいました。ここも人が少なくて気持ちよかったです!
ハイヤーと合流し、予約していた自主隔離先へと向かいました。
アパホテル横浜ベイタワーでの強制隔離まとめ
以上、アパホテル横浜ベイタワーでの強制隔離宿泊レポートでした。
狭い部屋で3泊4日も過ごせるかどうか不安でしたが、思っていたよりもずっと快適でした。住めば都とはこのことですね。
そしてこれらが無料で提供されていることに驚きです。バスも、隔離先での案内スタッフさんも皆さん丁寧でしたし、ご飯も本当に美味しかった。
たくさんの人が関わってくださってありがたいです。
ずっと思ってたんですが、これ希望者は有料にしたらダメなんですかね?
タイのASQのように、コロナで困っているホテルや旅館で有料で受け入れるようにしたら需要はあるんじゃないかな。
富裕層は、お金を払ってでも広い部屋に泊まって、好きなものを飲食したいものだと思うんですよ。そしたらホテルも儲かるし。
でも全面的にASQに振り切るには覚悟が必要やし難しい面もあるんやろうな。
ひとまず強制隔離が終了したので、次は自主隔離について書いていきますね。
https://www.bangkok-pukuko.com/entry/jisyukakuri-ichijikikoku
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タイのコロナについて7月末時点でのまとめです。
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