こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
今回はアユタヤの百年市場でおこなわれる、キャンドルフェスティバルについて紹介します。
タイでは、7月(陰暦8月)の満月の日は、アサラハブーチャと呼ばれる祝日にあたります。
この日は、かつてブッダが弟子に対して最初に説法を行った日とされ、仏・法・僧(三宝)が揃った日ということから、三宝節とも呼ばれています。
アサラハブーチャは、タイの人にとって重要な仏教の日のひとつ。
大勢の人たちがお寺に参拝し、ろうそくや花を持って、本堂を右回りに3回まわる「ウィアンティアン」という儀式が行われます。
このアサラハブーチャーの日、アユタヤのラーチャドー市場(タラートラーチャドー)では、毎年水上ボートによるキャンドルフェスティバルが行われています。
百年市場の前の運河、約4kmにわたって、数百艘のボートが行き来するパレードは、色鮮やかで見ていて楽しくなりますよ。
2023年の開催日は、8月1日(火)です!
行かれる予定の方の参考になるよう、お祭りの様子について詳しく紹介していきます。
アユタヤ ラーチャドー市場の場所
キャンドルフェスティバルが行われるアユタヤのラーチャドー市場は、バンコクから車で2時間程度の場所にあります。
世界遺産であるアユタヤ旧市街からは、車で40分ほど離れています。
ラーチャドー市場に隣接するお寺、ワットラーチャドーの近くに、広めの駐車場がありました。
お祭りは運河沿いで行われますので、案内板の表示に従って市場まで行ってみましょう。
お祭りは、上の地図の③④の間で行われます。午前10時40分頃ボートが出発します。
ボートは①②の方向に向かって進むので、こちらに向かってくるボートの写真を撮りたい場合は、①②の橋で待機するのがオススメのようです。
水上ボートのキャンドルフェスティバル
駐車場から市場に向かって歩いていると、運河に架かる木の橋がありました。この橋も、昔ながらの市場らしい雰囲気があります。
橋の上から飛び込みをするボーイズがいたよ!
ラーチャドー市場に入っていきます。
運河沿いに整備された道を進んでいくと、
さっそくボートが目に飛び込んできました!
運河にかけられた鮮やかな旗の下に集まった、たくさんのボートたち。予想以上の数にびっくり。
バンコク近郊の水上マーケットで、物売りをするボートなどは見たことがありますが、それとはまた違った面白さがあります。
ボートに圧倒されて、「ところでどこがキャンドルフェスティバルなの?」と思ってしまったのですが、よく見ると、ボートの真ん中にオレンジのろうそくが1本立てられていました。
このろうそくを、最終的にお寺に奉納するのだと思います。
右下の焼きバナナのボートは、ろうそくがないから出場者じゃなくて本物のバナナ売りなのかな?
私が参加した年は、まだ新型コロナウィルスの影響のあったため、ワクチンでウィルスを封じ込める飾りをしたボートなどもありました。
対岸にステージが設営されており、スピーチやダンス、寸劇などが行われました。
出発前の運河は、ものすごいボートの密集率!
広場などがあるわけではないので、市場の両岸は関係者と観客であふれんばかり。
10時40分頃、ナレーションが大盛り上がりの中、いよいよボートが出発します。
出発の合図でしょうか、橋のたもとで花火が上がりました。
橋をくぐって移動を始めるボートたち。橋の幅が狭いので、かなり入り口付近で詰まってました。
ちょっともたもたしているところが、地元のお祭りっぽくていいのだ
ボートは、この後運河を4kmほど移動したあと、またこの場所に戻ってくるそうです。
ひととおりボートがいなくなった運河を見て、ようやくこの市場の本来の姿をイメージすることができました。
対岸から見ると、ラーチャドー市場の建物はとても古く風情があり、お祭りがない時にも訪れてみたいなと感じさせました。
ラーチャドー市場の様子
ラーチャドー市場の中には、運河沿いからも入ることができます。
古い梁と低い天井から差し込む光。百年市場らしいオールドマーケットの雰囲気があります。
サトウキビのジュースに、甘いクリームをたっぷり塗ったパン。
あまり見たことのない種類のお菓子も、たくさん売られていました。
人であふれた通りを少し外れると、このうす暗さ。タイの市場はこの明暗がいいですよね。
もはや売り場なのか、アンティークを飾っているのか、わからない店構え。
アラレちゃん!タイではときどき昭和の日本に出逢うことがあるよ
タイの市場には欠かせない猫さんも、もちろんたくさんいました。
建物の一角に、これまでのお祭りの様子がフィルムのように飾られていました。
このキャンドルフェスティバルは、2023年で12回目を迎えるそうです。思っていたより新しいお祭りですね。
百年市場の魅力を掘り起こそう!という取り組みなのかもしれません。
まとめ
アユタヤのラーチャドー市場で行われるキャンドルフェスティバル。見たことのない水上ボートの数と華やかさに、圧倒されっぱなしでした。
アサラハブーチャ(三宝節)はタイの祝日ですので、まだお出かけの予定がない方は、アユタヤまで足を伸ばしてみませんか?