こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
ワットアルンが見えるレストランなどから川を眺めていると、バンコクのチャオプラヤー川には、たくさんのボートが行き交っていますよね。
このボートに乗ってみたいなと思いつつも、
「どの船に乗ればいいのか分からない」
「チケットはどこで買えばいいの?」
というような不安から、チャレンジしたことがないという方も多いかと思います。
今回この記事では、チャオプラヤー川の水上を走るボートの中でも比較的乗りやすい「チャオプラヤーエクスプレス」について紹介します。
- 船の種類
- ルート
- 乗り方
- 各船着場から行ける主な見どころ
などを、徹底解説していきます。
このボートだけでも乗れるようになると、チャオプラヤー川周辺の移動や街歩きがぐっと楽しくなりますよ!
- チャオプラヤーエクスプレスの概要
- チャオプラヤーエクスプレスの種類
- チャオプラヤーエクスプレスの路線図
- チャオプラヤーエクスプレスの乗り方
- 各船着き場から行ける主な見どころ
- 【N1】オリエンタル(Oriental)
- ★アイコンサイアム(Iconsiam)
- 【N3】シー プラヤー(Si Phraya)
- 【N4】クロムジャーター(Marine Department)
- 【N5】ラーチャウォン(Ratchawong)
- 【N6】サパーン プット(Memorial Bridge)
- 【N7】ラーチニー(Rajinee)
- ★ ワットアルン(Wat Arun)
- 【N9】ター チャーン(Tha Chang)
- 【N10】プランノック(Phrannok)
- 【N11】ターロットファイ(Thonburi Railway STN.)
- 【N13】プラーアーティット(Phra Arthit)
- 【N15】テーウェート(Thewet)
- 【N33】パークレット(Pak Kred)
- まとめ
- チャオプラヤーエクスプレス情報
チャオプラヤーエクスプレスの概要
チャオプラヤ エクスプレス ボート(Chao Phraya Express Boat)は、1971年からサービスを開始している水上ボートです。
主にチャオプラヤー川の、サトーンとノンタブリー間を運行しています。
2020年には、通勤用のエアコン付高速ボート・レッドラインも就航しました。
交通渋滞問題を抱えるバンコクにとって、重要な移動手段のひとつとなっています。
もうひとつチャオプラヤ川を運行するボートといえば、ツーリスト向けのHop On Hop Off Boat。こちらは主要な観光地を効率よく回るのにオススメです。
チャオプラヤーエクスプレスの種類
チャオプラヤーエクスプレスが運行するボートは、現在4つの種類に分かれており、それぞれ運行区間と停船場所、運賃などが異なっています。
オレンジライン
- 運賃:一律16バーツ
- 区間:ワットラーチャシンコン(アジアティーク)⇔ノンタブリー間
- 時間:6:00~18:00まで20-30分間隔で運行
イエローライン
- 運賃:一律21バーツ
- 区間:サトーン⇔ノンタブリー間
- 時間:平日の早朝・夕方のみ運行(主に通勤用)
グリーンライン
- 運賃:14〜33バーツ
- 区間:サトーン⇔パーク・クレット間
- 時間:平日の早朝・夕方のみ運行(主に通勤用)
レッドライン
- 運賃:一律30バーツ
- 区間:サトーン⇔ノンタブリー間
- 時間:平日の早朝・夕方のみ運行(主に通勤用)
それぞれのラインには、船にその色の旗(フラッグ)がついているので、乗船の際に旗を確認してみましょう。
(※以前は、旗がついていない「通常路線」というものが運行していましたが、2023年6月現在、一時休止となっています)
チャオプラヤー川を自由に行き来したいときは、最も運賃が安く、停船場所が多い「オレンジライン」を使用するのがオススメです。
チャオプラヤーエクスプレスの路線図
2023年6月現在、チャオプラヤーエクスプレスの各ラインの路線図は、下記のようになっています。
個人的に重要だと思っているのが、チャオプラヤー川のどちら側(例えばワット・ポー側なのかワット・アルン側なのか)に船が停まるのかという点。
これを間違えると、対岸に渡れず遠回りになってしまうこともあるので、対岸(ワット・アルン側)にある船着き場には、印をつけました。
タイ語表記も付けたので、行きたい場所を指さしで伝えることもできるよ!
また、VIA Busというバスの路線図アプリで、ボートの停留所や現在地を知ることもできます。
このアプリを使いこなすことで、よりボートライフが快適になりますよ。
ViaBus
Intouch Marsvongpragorn無料posted withアプリーチ
停船場所は、2023年現在、様々な箇所で改装工事を行っています。
路線図は変更となる可能性があるので、最新の情報は公式HPまたは現地で確認をしてみてくださいね。
チャオプラヤーエクスプレスの乗り方
チャオプラヤーエクスプレスは、各船着き場でチケットを購入し、乗船することができます。
この記事では、電車からのアクセスで一番行きやすい「サトーン船着き場(サパーンタクシン駅)」の乗船方法について紹介します。
BTSシーロム線のS6「サパーンタクシン駅」で降りると、2番出口から出て、階段をおります。
そのまま高架線を真っすぐ進みます。
ショッピングモール ICONSIAMの専用シャトルボートの船着き場とほぼ同じ場所にあるので、標識を頼りに進むと間違いがないです。
チャオプラヤー川が見えてきたら、左手に行きます。
このあたりは、他の船の船着き場があったり、ツーリストボートツアーの勧誘をする人がいたりするので、間違った船に乗らないように注意しましょう。
左手に進んでいくと、チャオプラヤーエクスプレスの赤いチケット販売カウンターが見えてきます。
- 左側の窓口:通常のチャオプラヤーエクスプレスボート
- 右側の窓口:ツーリストボート「Hop On Hop Off Boat」
チャオプラヤーエクスプレスボートに乗りたいので、左側で購入しよう!
早朝と夕方を除いて、基本的には「オレンジライン」のチケットを購入することになります。運賃(16バーツ)を支払い、チケットを受け取ります。
こちらがチケット。運賃は一律ですが、降りる場所をチケットの右上にメモしてくれました。
この乗り場には他のボートの乗客もたくさんいますが、スタッフさんがチケットを見て「どの列で何分くらい待てばいいのか」を教えてくれます。その案内通りに乗船しましょう。
チャオプラヤーエクスプレスでは、乗り間違えがないように、どこの乗り場でも、また船上でも、スタッフさんが丁寧に対応してくれる印象。
分からないことがあれば、スタッフさんに聞こう!
オレンジラインのボートが来ました。オレンジの旗が、船尾(右端)についていますね。
船内はこんな感じになっています。
船同士がすれ違ったりするときに、たまにチャオプラヤー川の水が体につくことがあるので、心配な方は内側に座っておきましょう。
各船着き場から行ける主な見どころ
ここでは、サトーンからテーウェートまでの各船着場から、徒歩でアクセスできる主な見どころを、写真ギャラリーで紹介していきます。
実際にボートに乗ってみると、こんなところにもボートから行けるのか!という場所がいっぱいあるので、新しい発見がありますよ。
いまやバンコク旧市街へのお出かけにはMRTが主流だけど、ボートからのアクセスも雰囲気があっていいよ
【N1】オリエンタル(Oriental)
マンダリン オリエンタルホテル
アサンプション大聖堂
★アイコンサイアム(Iconsiam)
アイコンサイアム
LONG 1919
【N3】シー プラヤー(Si Phraya)
リバーシティ
ディナークルーズの発着地となっているほか、アートセンターとしての役割も。
Werehouse30
TCDC(タイランド・クリエイティブ・デザイン・センター)
この辺りはジャルンクルン通りエリアの中のアート街だよ!
【N4】クロムジャーター(Marine Department)
タラートノーイ地区
【N5】ラーチャウォン(Ratchawong)
ヤワラート
オンアン運河ウォーキングストリート
ラーチャウォン通り
【N6】サパーン プット(Memorial Bridge)
パーク・クローン花市場
ヨートピマン・リバーウォーク
チャオプラヤースカイウォーク
【N7】ラーチニー(Rajinee)
ワット・ポー(※2023年現在最寄りのN8 ターティアンが改修中のため)
サイアム博物館
ワット・アルンの対岸
★ ワットアルン(Wat Arun)
ワット・アルン
クディチン地区
ワット・ホン ラタナーラーム ラーチャウォラウィハーン
【N9】ター チャーン(Tha Chang)
ワット・プラケオ(王宮)
バンコク国立博物館
ゴールデンプレイス
【N10】プランノック(Phrannok)
ワンラン市場
ワット・ラカン
【N11】ターロットファイ(Thonburi Railway STN.)
国鉄トンブリー駅
【N13】プラーアーティット(Phra Arthit)
カオサン通り
サムセンエリア
【N15】テーウェート(Thewet)
テーウェート市場
イマキュレートコンセプション教会(ドゥシット地区)
ラマ8世橋
【N33】パークレット(Pak Kred)
クレット島
まとめ
いかがだったでしょうか。
片道16バーツで、チャオプラヤー沿岸の主だった場所をほぼ制覇できてしまうというのは、本当にすごいですよね。
アジアティークやクレット島の方まで延伸しているというのもありがたいです。
バンコク市民のチャオプラヤー川の移動手段として、長い歴史を持つチャオプラヤーエクスプレス。
一度は乗ってみて、また違ったバンコクの魅力を感じてくださいね。