バンコクにはたくさんの日本人が住んでいることもあり、日本人向けのサービスが充実しています。
歯医者さんもその一つ。
虫歯になったり、歯の詰め物が取れたり、定期歯科検診に行ったり、健康な方でも絶対にお世話になるのが歯医者さんです。
その中で、私自身や、周囲の友人が通っていた歯医者さんを3つご紹介させていただきます。
また、タイと日本の歯科医療の違いや、保険についても詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください!
バンコクのおすすめ歯医者3選
それでは、おすすめの歯医者さんを順に紹介していきます!
ゆたかデンタルクリニック
タイに住んでいた7年間ずーっとお世話になっていた歯医者さんです。(2018年に音成歯科医院から、ゆたかデンタルクリニックに名称変更しました)
プロンポン駅から徒歩3分の好立地で通いやすいのがポイント。
キッズスペースには、おもちゃの他にアンパンマンのDVDなどもあり、娘の検診&フッ素塗りで訪れる際には、いつも楽しく遊んでいました。
患者さんは99%日本人なんだそう。
ゆたかデンタルクリニックの特徴は以下の通り。
- 日本人通訳常駐(日本語・タイ語対応可)
- チーム医療・専門医制度を採用(症状に合った治療をその道のスペシャリストが行います)
- 各種保険案内対応(保険に申請するための書類の手配を日本語で相談できます)
ゆたかデンタルクリニック 施設概要 | |
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最寄り駅 | Soi26(BTSプロンポン駅から徒歩約3分) |
地図 | Googleマップで開く |
駐車場 | なし |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
休診日 | なし |
電話番号 | 065-707-5308 |
Web | HP・Facebook・Instagram |
小児対応 | 小児歯科あり・キッズスペースあり |
支払い方法 | 現金・クレジットカード |
パシフィックデンタルケア
2006年開業。フジスーパー2号店前で日本人にも馴染みのある立地です。
こちらは、患者さんの6割が日本人ですが、タイ人や西欧人も訪れるそう。
キッズスペースが明るくて可愛くて居心地が良いんですよね。
こちらはベビーベッドがあるので、娘が赤ちゃんの時は、ここで寝かせつつスタッフさんに見守りをお願いして、自分の歯の治療をしてもらっていました。
パシフィックデンタルケアの特徴は以下の通り。
- 3ヶ国語医療通訳者常駐(日本語・タイ語・英語対応可)
- 歯科医療に特化したチーム医療(症状に合った治療をその道のスペシャリストが行います)
- 各種タイ歯科医療の中でもスペシャリストが在籍
- 各種保険案内対応(保険に申請するための書類の手配を日本語で相談できます)
パシフィックデンタルケア 施設概要 | |
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最寄り駅 | Soi39(BTSプロンポン駅から車約10分) |
地図 | Googleマップで開く |
駐車場 | 有り(台数が少ないので事前連絡要) |
営業時間 | 10:00〜20:00 |
休診日 | なし |
電話番号 | 02-204-2939 |
Web | HP・Facebook・Instagram |
LINE | @pacificdentalcare |
小児対応 | 小児歯科あり・キッズスペースあり |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・QR |
福森歯科クリニック
歯科医師歴30年の名医である福森先生が14年間タイで経営されている福森歯科クリニック。
2022年に経営母体は変わりましたが、今でも福森先生がアドバイザーとして治療に携わられています。
場所がフジスーパー3号店の隣、近くに日本人会別館やラケットクラブもあることから、患者さんはほぼ100%日本人で安心感があります。
こちらもキッズスペースがあり、私の友人親子もたくさん通っていました。
- 日本人経営・日本人通訳常駐(日本語・タイ語対応可)
- チーム医療・専門医制度を採用(症状に合った治療をその道のスペシャリストが行います)
- 各種保険案内対応(保険に申請するための書類の手配を日本語で相談できます)
福森歯科クリニック 施設概要 | |
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最寄り駅 | Soi49(BTSプロンポン駅から車約10分) |
地図 | Googleマップで開く |
駐車場 | 有り |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
休診日 | 木曜 |
電話番号 | 02-260-0619 |
Web | HP・Facebook・Instagram |
LINE | @689qlpcb |
小児対応 | 小児歯科あり・キッズスペースあり |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・QR |
バンコクは親子で通いやすい歯医者さんがたくさん
今回紹介した歯医者さん(ゆたかデンタルクリニック・パシフィックデンタルケア・福森歯科クリニック)は、3店舗ともキッズスペースがあります。
親の治療中は、お子さんも治療ルームに一緒に入ることもできますが、キッズルームで待つことも可能です。
その場合は、スタッフさんがお子さんの見守りに入ってくれます。(子供連れという旨を事前に伝えておくとありがたいそうです)
もちろんベビーカーの持ち込みも可能です。
お子さんのフッ素塗布は6ヶ月に1回がおすすめ!
だから、楽しく通ってくれるよう工夫されているそうです。
タイ・バンコクの歯科医院事情
実は、今回ご紹介した3店舗とも、歯科医療の総合ビジネスを行うMedical Net Thailandのグループなのです。
元々バンコクで経営されていた各歯科医院を引き継がれて経営されているので、馴染みある医院たちが同グループと知ってビックリしました。
今回、Medical Net Thailandの代表を務める牧嶋恭平さんにタイの歯科医院事情について、お話を伺いしました。
日本とタイの歯科治療の違い
そもそも、日本とタイでは歯科治療の考え方が違います。
日本とタイの違いを簡単に表現すると以下の通りです。
- 日本…町医者がなんでも治療できて気軽に行ける(専門性はない)
- タイ…アメリカと同様の専門医制度を基本としていて、患者さんの症例に適した治療を施す
「どちらがいい・悪い」という訳でではなくて、制度としてそうなっていることを理解する必要があります。
タイでの一般的な治療の流れとして、一般歯科医(GPドクター)がまずはじめに口腔内をチェックして、どのような治療が必要かを判断します。
そして、2回目の来院以降で専門医が専門的な治療を行います。
グループ3店舗には、なるべく予約が取りやすいよう可能な限り毎日、一般歯科医(GPドクター)を置いています。
そして3店舗に所属する専門医には、有名市立病院や大学病院に勤務しているドクター、権威あるドクターが集まっています。もちろん、小児歯科専門医も多数在籍。
クリニックなので外科手術はできませんが、その場合は権威あるドクターの繋がりで、信頼できる総合病院を紹介させていただきます。
ちなみに急ぎの場合は電話予約がおすすめとのこと。
LINEもあるけど患者さん対応中は見られないので、返信が遅くなる場合があるそうです。
タイで多い症例について
タイでは詰め物が取れた!と相談に来られる患者さんが多い印象です。
おそらく原因は、水や食べ物など日本との環境が違いだと考えられます。
取れたらできるだけ早く来院することで、詰め物の付け直しができる可能性があるので、すぐにお近くの医院へお電話ください。
被せ物を作り直す場合は、高くなってしまうので…。
また、矯正治療はタイで行うのがおすすめです!!
なぜなら矯正治療のクオリティは日本と変わらず、価格は日本の3分の1でできるからです。(メタルで約8万バーツ)
本帰国後の紹介もスムーズで、継続的に治療ができます。
治療時の保険について
各種保険の書類は無料で対応させていただいています。
日本の国民健康保険や社会保険がある人は、申請することで後から還付を受けることができます。
各自治体の書式をクリニックに送ってもらえれば、クリニック側で詳細を記入し、領収書と一緒にお渡ししています。
その他、歯科治療をカバーする海外旅行者保険への申請のお手伝いもしていますよ。
お気軽にご相談ください。
患者さんの口腔内を健康にして笑顔を増やしたい
「患者さんの口腔内を健康にして笑顔を増やしていく」のが会社の理念です。
そのためには、予防が何より大切。
何か困ってから歯医者を利用するのではなく、予防や検診のために来院できる、利用しやすいクリニックを目指しています。
例えば毎月1回、予防や検診のプロモーションを実施し、無料でお子さんのフッ素塗布や、歯石取り、クリーニングを行なっているのもその一つです。
また、もう一つの目標が「日本の医療を世界に」です。
2022年4月に歯科の商社をM&Aしたので、更なる事業展開が望める状態になりました。
例えば、良い資材や機材を世界各国から輸入し、タイの歯科医院に販売することで、患者さんは、より質の高い歯科治療をタイで受けることができます。
また、歯科商材に特化したアプリやeコマースのプラットフォームも準備中の段階です。
歯科に付随するプラットフォームに関して、タイでNo1、ASEANでNo1を目指し、「患者さんの口腔内を健康にして笑顔を増やしていく」を実現していきたいと考えています。
まとめ
以上、バンコクのおすすめ歯医者さんと、タイの歯科事情について紹介させていただきました。
お話を伺った牧嶋さんからは、「より多くの人の歯を健康に!」そして「タイの歯科医療をより良いものに!」という熱意が伝わってきました。
歯が健康でないと、毎日が憂鬱になりますもんね。前に歯痛が酷かったとき、何をするにも痛くて辛かったです。
牧嶋さんもおっしゃってましたが、何かあってから歯医者さんを訪ねるのではなく、とにかく予防が大切!!
最低でも半年に一度、歯科検診に行くようにしましょう!!!