タイでは、毎年おおよそ11月から乾季が到来!
1年を通して涼しい気候でレジャーを楽しみやすいこの季節には、タイの各地で様々なイベントが行われます。
「期間限定」「このシーズンだけ」と掲げられたイベント情報が多く見られるんですが、たくさんあって忘れちゃいますよね。
この記事では、タイの乾季に行われるイベントを、まとめてみました。旅行の計画の参考にしてみてくださいね。
【10月】キンジェー(菜食週間)
タイで毎年10月頃におこなわれる、キンジェー(ギンジェー:กินเจ)と呼ばれる菜食週間。
毎年太陰暦の9月1日から9日までタイの中華街を中心に行われている伝統行事です。
この期間は、タイの町中でキンジェーのシンボルである「齋」の文字がかかれた飾りのお店を数多くみることができます。
タラートノイ地区では、この時期だけ食べられる名物・ピーナッツキャンディーのお店が人気です。
【10月】プラムサットチェディー祭り
バンコクの隣にあるサムットプラーカーン県、チャオプラヤー川がタイランド湾へと注ぐこの河口地域には、プラサムット・チェディと呼ばれる仏塔があります。
この仏塔の周囲で、 毎年、旧暦11月の下弦の月5日を開始日として、12日間に渡る盛大なお祭りがすごい!
その規模と訪れる人の多さから、バンコク最大規模ともいわれています。
2024年は10月22日(火)~11月2日(土)に開催!
【11月】スリン象祭り
タイにおける象の最大のお祭り「Surin Elephant Round Up Show」が、毎年11月(通常 第三週の土日)にスリン県で行われます。
総勢200頭もの象が一堂に集まって繰り広げるショーはまさに圧巻!
2024年は、11月16日〜17日に開催決定!
詳しいスケジュールや、チケットの販売等のお問い合わせについては、タイ観光庁Webサイトに掲載予定。
【11月】パタヤ花火大会
毎年11月ごろにパタヤで行われる花火大会。
パタヤのビーチから見る、大きく打ち上がる花火は圧巻。当日はパタヤビーチ近くに宿を取るのがオススメです。
当日はFacebookLIVEで花火の打ち上がる様子を見ることができます。
>> https://www.facebook.com/Tourism.Pattaya.Office/
【11月】ロイクラトン
毎年陰暦12月(新暦10月~11月頃)の満月の夜にタイ全土で開催されるロイクラトン祭り。
バナナの葉で蓮の花を象った灯篭(クラトン)を作り、川に流す(ロイ)ことから、そのように呼ばれます。
バンコク
アジアティークリバーフロントやアイコンサイアムなどのリバーサイドでイベントが行われます。
スクンビットではベンジャシリ公園やベンジャキティ公園でクラトンを流せます。
チェンマイ
タイ北部ではイーペン祭りと呼ばれ、空にコムローイと呼ばれるランタンを飛ばします。
このランタンを飛ばす行為には、「悪いことを空にあげて厄祓い」「天にいる仏陀への祈り」などの意味があると言われています。
無数のランタンが夜空に上がる様子は、言葉にならないくらい絶景です。
スコータイ
ロイクラトン発祥の地スコータイで、毎年10~11月にキャンドルフェスティバルが開催されています。
\スコータイのキャンドルフェスティバルの魅力/
- タイ最大規模のロイクラトン祭り
- 歴史公園の中で行われ、遺跡とライトアップの調和が美しい
- 開催期間が比較的長く、週末にも行ける
- 光と音のショーが観られる
2024年は11月8日(金)~15日(金)に開催決定!
詳細は、https://www.facebook.com/tatsukhothaikamphaengphet/からご確認ください。
ターク
北タイに位置するターク県では、ココナッツの殻で作った灯籠が有名。
ロウソクに火を灯したターク県独特のクラトンを、満月が映り込むピン川に無数の灯篭が流れる姿は、本当に幻想的です。
【11-1月】ひまわり列車(ロッブリー)
乾季に見ごろとなるロッブリー県のひまわり。
タイ国鉄は11月から1月にかけて、湖の上の線路を走る特別列車、通称「ひまわり列車」を運行しています。
タイで唯一、湖の上を走行する路線で、湖の上で大きく弧を描いて進む線路は迫力があります。
チケットは、タイ国鉄の各駅窓口の他、タイ国鉄公式Webサイト「D-Ticket」から購入が可能。
【11-5月】シミラン諸島
タイで最も美しい海といえば?という質問に、必ず名前のあがるシミラン諸島。
アンダマン海に点々と浮かぶ小さな9つの島を総称してシミラン諸島と呼びます。
その周囲は海洋国立公園に指定されているため、国立公園入島料がかかります。
また、公園周辺の自然環境を保護するため、1年のうちに入島できる期間が限られています。
時季が合えば、ぜひシミラン諸島ツアーに参加してみてくださいね。
シミラン諸島に行けるのは、11月~5月上旬の乾季のみ。それ以外はクローズしています。
【12月】ラマ9世公園フラワーフェスティバル
バンコクの公園のなかでも最大級の広さを持つラマ9世公園で、毎年12月1日から12月10日まで開催されているフラワーフェスティバル。
多くの花が咲く季節なので、珍しい品種も色々。花を愛でるだけでなく、伝統舞踊ショーや食べ物や雑貨のブース、花火などイベント盛りだくさんで1日中楽しめます。
【12月】アユタヤ世界遺産祭り
2021年に世界遺産に登録されたアユタヤ遺跡。その登録を記念して、アユタヤ歴史公園内で行われるイベントです。
幻想的な遺跡群のライトアップや花火、ライト&サウンドショー歴史劇など、普段見られないアユタヤの姿を堪能できます。
2024年は12月13日(金)~22日(日)に開催!
詳細は、https://www.facebook.com/Ayutthayaworldheritage/からご確認ください。
【12-2月】タレーブアデーン(ウドーンターニー)
毎年12月~2月頃、湖一面に蓮が紅い花を咲かせる様子から、タレーブアデーン(赤い蓮の海)と名付けられたタイ東国部・ウドーンターニーの名所。
早起きして朝焼けの時間に訪れることをオススメします!!天国かと見間違うほど幻想的です。
【12-1月】ジムトンプソンファーム(ナコーンラーチャシーマー)
タイシルクで有名なジムトンプソン。毎年12月初旬から1ヶ月間だけ自社農場を公開しています。
元々は、シルクの元でもある、蚕と桑を育てるためにできた農園ですが、美しいヒマワリ畑やコスモス畑もあり、その公開期間はたくさんの人で賑わいます。
道中にあるカオヤイとセットで訪れるのがおすすめです。
【12-3月】いちご狩り(カオヤイ)
一応12月末〜2月がいちご狩りの時期で、ピークは2月と言われているいちご狩り。
カオヤイで日本人のハムケンさんが運営しているイチゴ農園で美味しいイチゴが採れます。そしてここで売られているイチゴスムージーも絶品!
同じハムケンさんが運営されているすぐ近くの北海道フラワーパークカオヤイでも、いちご狩りができます。
【12-2月】雲海
一年中暑いタイですが、乾季(11月から2月)の北タイ地方や東北地方の山間部は気温も低く、早朝に行くと雲海が見られるところがいくつかあります。
気温が下がる乾季の期間限定の絶景です。
雲海が見られるタイの場所
- チェンカーン(プートーク)
- チェンライ(プーチーファー)
- ペッチャブーン(カオコー)
- ノーンカーイ(プーフワイイーサン)
など。他にもあると思います。
【2月】チェンマイ花祭り
毎年2月ごろに、生花で飾られた華やかなフロート(山車)のパレードが行われます。
そのフロートたちは、「創造性」「美しさ」「伝統文化」の三部門のコンテストなどで競い合われるんだそう。
食べ物の屋台や、OTOP(一村一品)のアイテムの展示、ミュージックショーなど多くの楽しい催しも同時開催されます。
【2月】ワイナリーのぶどう収穫祭(ホアヒン)
ホアヒンビーチから35km離れた渓谷にある、ホアヒンで初めて作られたワイナリー「Monsoon Valley Vinyard」。
Monsoon Valley Vinyardでは毎年2月から3月にかけて、Harvest Festival(ぶどうの収穫祭)が行われます。
普段でも畑自体に入ることはできますが、期間中はHarvest Festivalならではのイベントが開催され、家族で楽しむことができます。
毎年10日間程度しか実施されないので、見逃さずに参加したいですね!
まとめ
以上、タイの乾季に楽しめる色々なイベントについてご紹介させていただきました。
乾季の旅の計画を立てるのに、是非参考にしてくださいね。