アヤさんーー。
お手伝いさん(メイドさん)のことを、なぜかタイ在住の日本人は「アヤさん」と呼びます。タイ語でも英語でもないし、いったい由来はどこからなんでしょうね。謎。
そんなアヤさんですが、来タイ当初は夫婦2人ということもあり雇っていませんでした。
でも子どもが産まれるにあたり、家事の負担を減らしたくてお願いすることに。
結果、タイにいる間に2人のアヤさんにお世話になりました。
この記事では、アヤさんの探し方、お給料、掃除道具についてなど、あくまで私の場合になりますが、紹介したいと思います。
アヤさんの探し方
アヤさんの探し方は様々です。ざっと思いつくままに列挙していきます。
前任者、同僚、友人からの紹介
やっぱり口コミ大事ですよね。私は2人とも友達からの紹介でした。
その人の家に遊びに行きがてら、働きっぷりやどんな人かを知れるからおすすめ。
本帰国シーズンは、アヤさんの次の雇い先を探している方も多い印象です。また、午前だけ働いているアヤさんが、午後の働き方を探しているというパターンも。
最近では、アヤさんを雇わない家庭も増えて来ているそうで、仕事を探しているアヤさんは多いです。
Twitter、バンコク掲示板、フリーペーパーの投稿欄
最近ではリアルの知り合いじゃなくても、Twitterやバンコク掲示板の投稿で、アヤさんの働き先を探している方も多いです。
ちなみに私も本帰国のときに、アヤさんの次の雇用先をTwitterで見つけました。
コンドミニアム、アパートの管理事務所からの紹介
そのアパートに出入りしているアヤさんと、管理事務所のスタッフさんが仲良しのパターンもけっこう多いので、一度事務所に相談してみてもいいかも。
同じアパートに出入りしているアヤさんであれば、色々と勝手を知っているので楽だと思います。
不動産会社からの紹介
これも多いパターン。相談すれば、知っているアヤさんをすぐに紹介してくれますよ。
アヤさんサービス
希望の条件を入力して、該当するアヤさんを派遣してくれるサービス。
きちんとした会社が面接などのアレンジもしてくれるので、安心感がありますね。
バンコクのあや情報というブログ
ボランティアであやさんの紹介業をされている日本人の方がいらっしゃるようです。
WOMでも「アヤさんと私」というコラムを書かれていました。友達がここで紹介してもらったアヤさんを雇っていて、良い方だったみたい。
でも最近ブログを更新されてないので、今もやっているかが不明です。
>> バンコクのあや情報
アヤさんとの面談・試用期間
アヤさんを雇うときには、事前に面談をされるところも多いようです。
まあ仕事を任せる=雇用主になることですし、当然といえば当然ですね。
私の場合は、面接というより友人宅で働いている様子を見に行かせてもらいました。既に友人宅で数年働いていて、無断欠勤や遅刻もないと聞いていたので、そもそも安心感あり。
実際に会ってみて、良い人そうだなと思ったので、その場で働ける曜日やお給料の話をしてきました。
通常は面接をすると思うんですが、基本的に言語はタイ語になると思います。
条件面の話になるので、「週に◯回△バーツ、内容は掃除、子守など…」みたいな内容は準備しておいた方がいいと思います。
あと試用期間は定めておいた方がいいですね。私は1ヶ月で設定していました。
アヤさんのお給料
最近はアヤさんのお給料相場も上がってきているので、参考になるかどうかは分かりませんが、私の場合をお伝えします。
- 1人目:週2回・3時間・月3,500バーツ(週3回で月4,000バーツ)
- 2人目:週1回・1.5時間・月1,500バーツ
2人目の方は掃除だけ入って欲しかったから、そういう人を探していて、かなり珍しいパターンかも。あんまり週1で入ってくれるアヤさんはいないと聞きます。
フルタイム(月〜金)で10,000バーツ〜、住み込み20,000バーツ〜というイメージです。
また、月のお給料以外に、お正月とソンクランにボーナスをお渡しします。お給料1ヶ月分が一般的かなと思います。
ただアヤさんのスキルにもよります。英語を話せる方や、日本食を作れる方は、高くなります。
あとは、残業代や年1回の昇給も定めます。
雇用契約書について
1人目のときは友人に雇用契約書を交わした方がいいよと言われて頑張って用意したんですが、2人目のときは特に用意せず。基本的に契約書まではなくていいと思います。
ただ、取り決めは紙に書いて双方で確認しておいた方が後で揉めなくていいのでおすすめ。
給料規定や仕事の範囲の他に、遵守事項(遅刻や無断欠勤、盗難について等)、お試し期間のことなどについて確認しておきましょう。
アヤさんの掃除道具について
アヤさんにも、それぞれお気に入りの道具があるようです。
とはいえ、すでに自宅にある掃除道具もあるはず。ですので、アヤさんに現状の掃除道具を確認してもらって、足りないものを買い足しておきます。
今ならLAZADAなどで一緒に画面を見て、「どれ?」なんて聞きながら買い物出来るから良いですね。
私の場合、アヤさんにお金を渡して、モップ、はたき、バケツ、スポンジに各種洗剤を買ってきてもらいました(友人宅のアヤさんということで信用していた)
アヤさん用の鍵
アヤさんに渡す鍵をどうするか?も、他の方がどうしているのか気になっていた項目でした。
周りに聞いてみた結果、「アヤさんに直接鍵を渡す」か「コンド、アパートのオフィスに鍵を預けておく」の2パターンが主のようです。
たまに「アヤさんが来るときは絶対に自宅にいておく」って方もいました。
私の場合は、アパートのオフィスに鍵を預けておきました。
アヤさんに頼んでいた仕事内容
1人目のアヤさんに私が頼んでいた仕事内容は、こんなところです。
- 掃除(居室・水周り)
- 洗濯
- 食器洗い
- ベッドメイク
- アイロンがけ
- 子守(上の仕事が終わり次第)
友人からは、もしアヤさんの行動で気になるところがあれば、最初のうちに言った方がいいとアドバイスをもらいました。
たまに床掃除をした雑巾で机の上を拭いたりとか、そういう方もいるみたいです(;´∀`)
私の場合そこまで気になるところはなかったんですが、彼女がいつも持って来る傘を、使ってない部屋のベッドの上に置いてあるのを見つけたので、注意をしました。
ベッドの上に傘ってちょっと嫌じゃないですか…?
でも、気になるのはそれくらいで、他の家事は全部きれいにやってくれます!!!自分でやるより綺麗なので感動モノですヾ(*ΦдΦ)ノ
あとは掃除が早く終われば子守なんかもお願いしてました。
アヤさんを雇ってよかったこと
とにかく部屋の中が綺麗になる!!
これに尽きますね!
元々掃除に対してこだわりのない私。こだわりがないといえば聞こえが良いですが、まあ掃除が嫌いなんですね。片付けは好きなんやけどなあ(´・ω・`)
バンコクに来てからずっと気になってた浴室の水垢(自分でどれだけ拭いても取れなかったやつ)も綺麗にとってくれました。
シーツ交換が楽ちん
バンコクの家のベッドって大きいからシーツ交換もけっこう重労働。
マットレスを一瞬持ち上げるのが重くて重くて…。アヤさんもおばちゃんなので、腰が痛い痛いと言いながら頑張ってくれています(;´∀`)
ちょっと申し訳ない…。
アイロンがけからの解放
私の中で嫌いな家事ランキングの1、2位を争うアイロンがけから解放されたのが本当に嬉しい!しかもきれい!!
いつも夫のシャツがパリッとしています!
タイ語の練習になる
我が家のアヤさんは日本語が話せません。でも、日本人家庭に慣れているからか、タイ語はゆっくり話してくれます。
学校やお店、タクシー以外でタイ語を使う機会ってほとんどないので、アヤさんが来てくれるとタイ語の練習になります。
ほんと毎回、「もう1回言って」ってお願いしてますけど、嫌な顔せず付き合ってくれる彼女に感謝です。
ちなみに、私のタイ語はカタコトレベルではありますが、身振り手振りと、辞書を使うことで、なんとかコミュニケーションは取れています。
タイ語学校の初級クラスを卒業した方であれば、タイ語オンリーのアヤさんでもなんとかなるんじゃないですかね。
「洗剤」とか「シーツ」とかの家事関連のボキャブラリーが増えました(笑)
お母さんみたい
母親ほど年を取ってる訳じゃないんですけど、我が家のアヤさんはそれなりにおばちゃんです。だからなのか、よく私と娘のことを気にかけてくれます。
私の妊娠中に体調が悪くてしんどかったとき、「ベッドで寝ときや」って言って、寝るのに邪魔にならないように、その日は掃除機をかけないようにしれくれました。
なんだかお母さんみたいです。
我が家を辞めて3年経ちますが、娘の誕生日には今もLINEでメッセージをくれます。
アヤさんを雇って面倒に感じること
自宅に他人がいるのはやっぱり気を使う
アヤさんと仲良くなったとはいえ、やっぱり他人は他人です。
アヤさんが掃除をしてくれている中でソファでゴロゴロテレビを見ていると、ちょっと申し訳ない気分になったりします。
週2日くらいだったので問題ありませんが、一日中だとしんどいかもしれません。
貴重品は隠しておかないといけない
アヤさんに関する良くない話といえば、やっぱり盗難です。
それが怖いから雇わないという方も多いと思います。
我が家に取られるような貴重品はないんですけど、やっぱりリスクヘッジはしておかないといけません。
現金などは自宅に置いておかないようにしていますが、アヤさんにとって何が貴重品になるのか分かりませんもんね。そういう風に、気を張っておかないといけないのが、ちょっと面倒です。
洗剤の減りが早過ぎる
どこのアヤさんもそうのかなと思うんですが、洗剤の減りが異常に早いです。
例えばトイレ用洗剤なんて、私が自分でやっていたときは半年使っても1本なくならなかったのに、1ヶ月でなくなります。
一応もうちょっと節約してよーって伝えてみたんですが、ちゃんと聞いてくれているのやら(A;´・д・)ゞ
まとめ
以上、タイのアヤさん事情について解説してみました。
アヤさんとうまく付き合うことができれば、家事育児の面で負担がかなり減りますし、すぐ近くにコミュニケーションを取れるタイ人がいるというのは、タイ文化を知る上でも楽しいです。
例えばタイ料理の作り方を教えてくれたり、言葉を教えてくれたり。娘にとっても可愛がってくれる大人が1人増えることは、異国の地での子育てにおいて凄く良かったなと思います。
個人的にはアヤさんを雇うのはおすすめです!!