こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
ロイクラトン祭りは、毎年陰暦12月(通年11月頃)の満月の夜におこなわれる、乾季のタイで最も有名なお祭り。
ロイクラトン祭りは、バンコクをはじめ、タイ全土で行われます。
この記事では、タイ各地のロイクラトン祭りについて、ご紹介します。
2024年のロイクラトン祭りスケジュール
バンコクのロイクラトン
バンコクでは、ロイクラトンの日に、チャオプラヤー川周辺や公園の池などで、灯籠(クラトン)を流す光景を目にすることができます。
スクンビットエリアで有名なのは、ベンジャシリ公園のロイクラトン祭り。毎年大勢の人でにぎわいます。
ベンジャシリ公園
また、アイコンサイアムをはじめ、チャオプラヤー川のリバーフロント商業施設やホテルなどでも、ロイクラトン祭りにちなんだ催しや、クラトン流しを体験できるイベントなどが行われています。
バンコクでイベントがおこなわれる主な場所
- アジアティーク・ザ・リバーフロント(チャオプラヤー川沿い)
- プラ・アーティット船着場(チャオプラヤー川沿い)
- ター・マハラート(チャオプラヤー川沿い)
- クルンカセム運河
- ルンピニー公園
- ベンチャキティ公園(スクンビット)
- ベンチャシリ公園(スクンビット)
ロイクラトンの日の夕方以降は各地で渋滞が発生するので、時間にゆとりをもっておでかけしましょう。
チェンマイのロイクラトン
チェンマイのロイクラトン祭りは、「イーペン祭り」という名前で親しまれています。
チェンマイ市内のピン川でクラトン(灯篭)流しが行われ、パレードやコムローイあげなどが行われます。
また、チェンマイ郊外の複数の会場では、コムローイをあげるイベントが開催されます。
無数のランタンが空に上がっていく幻想的な景色は言葉にならないほど美しく、「人生で一度は訪れたいお祭り」として、世界中から人が集まるほど有名です。
基本的にコムローイイベントは、ロイクラトン当日限り、若しくは2日間の開催なので、ロイクラトンの日が平日の場合は、旅行計画を事前にしっかりとたてる必要があります。
ちなみに、チェンマイのお隣ランプーン県のワット・プラタート・ハリプンチャイでおこなわれるランタン祭りも、とても美しいそうです。
日程にゆとりのある方は、チェンマイとハシゴをしてもいいかも?
スコータイのロイクラトン
スコータイは、ロイクラトンの発祥の地といわれており、ロイクラトンの日の前後の期間、スコータイ・キャンドルフェスティバルが開催されます。
世界遺産に登録されている、スコータイ歴史公園でおこなわれるのが特徴です。
遺跡のまわりに無数のろうそくが置かれ、公園全体が美しくキャンドルで彩られます。
開催期間中、歴史公園には無料で入れますが、遺跡の前で行われる光と音のミュージカルショーは、有料となっています(Thai Chicket Majorにて事前予約可)。
また、歴史公園近くのお寺ワット・トラパン・トーンでは、ランタンに彩られた早朝托鉢も行われます。
スコータイ・キャンドルフェスティバルは、開催期間が10日間程度と長く、週末に参加できるのが魅力です。
「平日にお休みはとれないけれど、地方のロイクラトン祭りを体験したい!」という方におすすめです。
アンパワー(サムットソンクラーム)のロイクラトン
サムットソンクラーム県の運河の町アンパワーでは、水上マーケットと、対岸のワット・プームリン・クティトーンを中心に、メークロン川に灯籠(クラトン)を流す催しが行われます。
アンパワーのクラトンは、線香と花が薄いバナナの幹にのった、シンプルな灯籠(クラトン・カーブグルアイ)が特徴です。
環境に配慮をした、この地域に代々伝わる灯籠なのだとか。
メークロン川に流れるクラトンの数は20万個ともいわれ、水上マーケットからボートツアーに参加すれば、船上からお祭りの様子をみることができます。
アンパワーのメークロン川では、「灯籠を川に流す」というロイクラトン本来のお祭りを体感することができます。
バンコクから日帰りでも行けますので、「今年はバンコク以外のロイクラトンを味わってみたいな」と思ったときに、気軽に行けるのも魅力です。
ちなみに、アンパワーでは運河をボートでお坊さんが行き来する早朝托鉢も有名です。宿泊したときは、こちらもぜひ体験してみましょう。
タークのロイクラトン
ミャンマーとの国境の町タークでは、ピン川に1,000個ものクラトンを流す、盛大なお祭りが行われます。
タークのロイクラトンで流すのは、ココナッツの殻で作った灯籠(クラトン)。
クラトンも各地で違いがあって面白いですよね。タークのクラトンは、とても素朴で可愛らしいです。
タークのロイクラトンは、お祭りの最後に赤い装束を着た人たちが、いっせいに1,000個ものクラトンを次々と流すのが特徴です。
ピン川に一列に連なって灯籠が流れるさまは、灯りが神の世界へと確かに続いていくような幻想的な雰囲気。非常に美しさを感じさせるお祭りです。
ほとんどの方には「ターク県ってどこ?」という場所かもしれませんが、一味違うロイクラトンを味わいたい旅行好きさんにおススメです。
<参考>2023年のロイクラトン祭りスケジュール
- 11月24~28日:バンコク(クルンカセム運河)
- 11月18~27日:スコータイ県(スコータイ歴史公園)
- 11月26~28日:チェンマイ県(チェンマイ市内)
- 11月26~27日:ロッブリー県(シースリヨータイ ロータリー)
- 11 月25~27日:ラヨーン県(プラチェディー クラーンナーム)
- 11月27日:ナコーンサワン県(チャオメー廟(ピン川沿い))
- 11月26~27日:ランパーン県(バンシンチャイ桟橋)
- 11月25~27日:メーホンソーン県(ワット・プラタート・ドイコンムー )
- 11月25~27日: コンケーン県(コンケーン大学)
- 11月18~27日:サムットソンクラーム県(ワット・プームリン・クティトーン(アンパワー))
- 11月24~27日:ターク県(200周年記念ラタナコーシン橋)
- 11月26~28日:チェンライ県(チャルムプラキアット 75 パンサー公園)
- 11月26~27日:ローイエット県(シーナカリン公園)
乾季のタイで最も美しい夜とよばれるロイクラトン祭り。
ぜひ色々な場所で楽しんでみてくださいね。