2024年11月現在:1バーツ=約4.5円
写真の無断転載は全面的にお断りしております

タイ国内外旅行

【ムクダーハーンお出かけスポット】2024年開運!タイ最大のナーガに会う!

当サイトは記事広告・アフィリエイトによる収益を得ております

Sunnyside

こんにちは!Sunnysideです。

タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。

北イサーンのムクダーハーンは、メコン川を挟んでラオスのサワンナケートという町との交易の拠点として栄えてきました。

日本人には馴染みの薄い県と思いますが、近年、「ワット・ローイプラプッタバート」にある巨大な龍のモニュメントの迫力がすごい!ということで注目を浴びつつあります。

2024年は辰年ということで、参拝客も増えているのだとか。

この記事では、ワット ローイプラプッタバートを中心に、ムクダーハーンの見どころについて紹介します。

ムクダーハーンへの行き方

バンコクからムクダーハーンへの移動は、主に下の3つの方法があります。

長距離バスでムクダーハーンに行く

長距離バスで、バンコク北バスターミナルから行く(所要時間約10時間)。

ムクダーハーンのバスターミナルから、メコン川の向こうのラオスのサワンナケートという町に国境超えが出来るそうです。

ナコーンパノムからアクセスする

ムクダーハーンの北にあるナコーンパノムには空港があるため、ナコーンパノム経由でアクセスします(ナコーンパノムから所要時間2時間)。

ナコーンパノム空港にはリムジンサービスがあり、タクシーチャーターもありました。

ウボンラーチャタニーからアクセスする

ムクダーハーンの南にあるウボンラーチャタニーにも空港があるため、ウボン経由でのアクセスも可能です(ウボンから所要時間2時間半)。

ウボンラーチャタニー空港は国際空港なので、イサーン地方の中ではタクシー等も充実しています。

航空券を探すならエアトリを試すべし/
キャリア航空会社から
LCCまで全て網羅!
セールや割引いろいろやってる!

航空券/飛行機チケットの予約なら エアトリ

航空券/飛行機チケットの予約なら エアトリ

AirTrip Corp.無料posted withアプリーチ

ムクダーハーン一番の見どころ・タイ最大のナーガ

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムは、ムックダーハーン県の南部にある「プー・マノーロム」という小さな山の上にあるお寺。

山の上にあるお寺なので、麓部分で車を降りて、ピックアップトラックで山の上まで登ります。

ピックアップトラックは急な坂道を10分くらい登っていきます。

立っていると転げ落ちそうなほどなので、後ろの席は気を付けましょう。

小高い山の上に到着しました。遠目にメコン川とその対岸のラオスが一望できます。

ラーマ9世生誕記念の白色の大仏

ひとつ目の見どころは、ラーマ9世(プミポン国王)の生誕84周年を記念して、2011年に建立された白色の大仏です。

この仏像の高さは60m。

タイで一番大きなお寺ワット・ムアンの大仏は高さ93mなので、それと比べると少し小さいですが、こちらの大仏は4階建ての建物の屋上に鎮座しているので、遠くからでもよく目につきます。

建物の中は、2022年時点でまだ建造中。いくつかの仏像が置かれている他は、閑散としていました。

建造中にもかかわらずエレベーターは稼働中。4階まで上がるのが面倒だったので、ありがたく使わせてもらいます。

屋上からは、ムクダーハーンの街並みがよく見えました。

大仏はちょっとたれ目で、なんだかチャーミング。

ワット・ムアンと同じく、御手に触れることができました。

仏像に実際に手を触れる機会ってなかなかないので、なんだかすごくご利益ある感じがしますよね。

さて、屋上からメコン川を見ていると、何やら森の中に目立つ建造物が。

これが噂のムクダーハーンのナーガ様!

予想以上に山の景色にしっくりと馴染んでいるので、まるで本物の龍が大地から湧き出たよう。

はやる気持ちを押さえながら、ナーガ様のところに行ってみます。

まるで神龍!巨大ナーガ

遠くから見ても目立っており、かなりの大きさであることがわかります。

大分近くなったところに、赤い札がたくさんかけられたスポットがありました。

こちらの机の上に載っているのが、参拝セット。

ろうそく、線香、花は定番ですが、それに小さな線香と赤い布がつけられていました。

赤い布は自分の名前を書いて、近くに結ぶようです。

たくさんの願い札に囲まれたナーガ様。近くから見てみると、造形がすごく細かいことがわかります。

ようやく全貌が見えてきました!

この巨大な青いナーガ様は、全長なんと122m!高さも20mあるそう。

タイのナーガ像は複数の頭を持つものが多いので、私からするとこれは「龍」という感じ。

全長を観たいのでぐるぐる回りながら歩くのですが、本当にどの角度から見ても見事な龍!

巨体をくねらせるそのお姿は、まるで生きているかのような迫力です。

どうですかこの優美なお姿!日本人からするとこの長い龍はそう…まさに…神龍!

Sunnyside

願いはかなえてやった。ではさらばだ…!

鱗も一枚一枚がとても丁寧につくられ、色合いも微妙にグラデーションがかかっているのがわかります。このサイズ感で、これほどの曲線美を描く技術にあらためて驚嘆。

そしてなんといっても、この大仏と同じ視界に入るというのが素晴らしい

タイでナーガといえば、瞑想中の釈迦を雨風から護った守護神という存在。このように仏像と並ぶ姿は、まさに神話から抜け出てきたようなファンタジー感があります。

このナーガのとぐろの輪に入った大仏を、写真に収めようとしている方もたくさんいました。

まさにムクダーハーンのシンボルともいえる存在感。圧巻でした。

名称ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム
地図GoogleMAPで開く
営業時間7:00〜17:00

ムクダーハーンのその他の観光スポット

【第2タイ・ラオス友好橋】メコン川のほとり

第2タイ・ラオス友好橋は、メコン川を挟んでタイとラオスを結ぶ、2024年現在タイに4つあるうちの2番目の橋

国境を越えてラオスのサワンナケートという町に繋がっています。

タイ・ラオス友好橋は、メコン川のこんなところに架かっているよ!

タイとラオスの国境を流れるメコン川の川幅が、もっとも広いのがここムグダーハーンで。

第2タイ・ラオス友好橋の川横断部分の長さは、1600mともっとも長いのだそう。

閑散としていましたが、メコン川のクルージングもあるようでした。

夜はメコン川を臨みながら、ムーガタでも食べられそうな雰囲気。河畔にレストランのテーブルがたくさん並んでいました。

この橋のたもとには、プー・パヤーナーク(ナーガ)という廟があり、ナーガ神がとぐろを巻いた大きな柱がありました。

この場所に、幸運を祈りに訪れる参拝者の願いを叶えるために、パヤーナークが現れるのだとか。

Sunnyside

神龍はこっちだったかー!!

周囲にはたくさんのナーガのお供え物がありました。

このナーガのお供え物は、メコン川流域でしかなかなか見る機会がないので、つい眺めてしまいます。

川のほとりで橋に向かって、お祈りをしている人たちがいました。

メコン川の大いなる流れの向こう岸を眺めながら、昔の人々は、自然の偉大さにナーガという神秘性を見出したのかもしれないですね。

ムクダーハーンの人々は、この地にパヤナークのすみか(洞窟)があると信じているようで、プー・パヤーナーク(ナーガ)廟の隣に、博物館のようなものがありました。

この建物の奥から眺める第2タイ・ラオス友好橋が、額縁絵のように美しかったです。

仏教のお坊さんとは違う、白い装束を来た僧の像がありました。由来が気になりますね。

スタッフさんに「地下もあるから見てみて!」と促されたのですが、何やら怪しげな雰囲気で、ちょっと戸惑ってしまいました。

下に降りてみると、なんとも不気味な空間!

どうやら、ナーガの住む地下世界をイメージしたスペースの様です。

ナーガや鉱物、宝石など、地下世界を想起させる空間になっていました。

スモークもたかれていて、異界のような雰囲気を醸し出しています。

このように、第2タイ・ラオス友好橋のふもとは、ナーガ信仰をありありと感じさせる場所になっていました。

名称第2タイ・ラオス友好橋
地図GoogleMAPで開く

【インドシナ市場】国境の市場

インドシナ市場は、第2タイ・ラオス友好橋から、車で15分ほど南に行った場所にある、国境の市場。

国境にはこの「インドシナ」という名のついた市場がよくあるのですが、実はその意味をよくわかっていませんでした。

旺文社世界史事典 三訂版 「インドシナ」の解説

アジア大陸の南東部にある半島。 名称は、インドと中国の中間地域にあることに由来。広義にはインドシナは東部のヴェトナム・カンボジア・ラオス、中部のタイ、西部のミャンマー(ビルマ)と半島部のマレーをいい、狭義には旧フランス領インドシナをさす。

ということのようです。

国境地帯は国としての主体が揺らぐので、近隣諸国を総括した「インドシナ」という呼称がしっくりくるのかもしれません。

実際の地図を見ても、ムクダーハーンの対岸のサワンナケートは、ラオスの国の形の中でも細い部分にあたり、その向こうのベトナムのフエなどからも、アクセスがしやすい町なんですよね。

そういった背景から、ムクダーハーンのインドシナ市場も、ラオスやベトナム、カンボジアなどからの品々も売られているそう。

市場ではドリンク代わりに果物を買うのが、子供たちにとっての貴重な水分&栄養補給。

私たちが訪れたときには雨季だったので、傘屋さんがありました。

タイではあまり傘を差さないので新鮮。

あと、ムクダーハーンのトゥクトゥクは、外装がメカっぽいというか機械じみていて、見ていてカッコイイ!と思うものが多かったです。

あまり賑わっているという雰囲気ではありませんでしたが、国境の交易に思いをはせられる場所でした。

名称インドシナ市場
地図GoogleMAPで開く
営業時間7:00〜17:00

【Jae Sun Jao Kao】絶品クイジャップユアン

クイジャップユアン(カオピヤック)というのは、モチモチの米粉とタピオカ麺で作られた麵料理で、タイでは特にイサーン地方を中心に食べることができます。

私はこれが大好物で、イサーンに行くと必ずといってもいいほど食べます。

インドシナ市場のすぐそばにお店を見つけたので、行ってみました。

こちらはクイジャップユアン専門店のようです!これは期待できます。

大鍋で出汁をとるための骨付き肉が煮込まれています。

こちらがクイジャップユアン。

普通はうどんのような太麺や平打ち麺が多いのですが、このお店はめずらしくセンミー(細麺)でした。

モチモチなのに、細麺がとんでもなく汁と絡んで美味い~!!ぜひインドシナ市場と併せて立ち寄ってほしいお店です。

名称Jae Sun Jao Kao
地図GoogleMAPで開く
営業時間6:00〜24:00(Google Mapではこうなってるけどホントかな?)

【ワット プー パノム ディー】山の奥の不思議なお寺

最後に紹介するこの場所は、ムクダーハーンではなくその隣のアムナートチャルーン県から。

ウボンラーチャタニーから訪れる場合の途上にあります。

どこまでも続く田園地帯の道路に、看板が見えました。

かなり鬱蒼とした森の中を進んでいくので、天気のいい昼間に訪れましょう。

このお寺は一応仏教寺院なのだと思いますが、とても変わったモザイク建造物にあふれているんです。

なんとなく、ノーンカーイのサーラーケオークー公園を彷彿とさせる場所です。

しょっぱなから、何の生き物かわからない像がお出迎えしてくれます。

どことなく不気味ではあるのですが、このモザイクは山の小石を少しずつ集めて作られたそう。

ひとつひとつ積み重ねて、ものすごく年月をかけて作ったであろうことがわかります。

こちらは涅槃像のようです。台座も含めて、視界に入るすべての建造物がモザイクで作られているので、かなり見ごたえがあります。

先ほどの涅槃像を後ろから見ると、色合いを反転させたデザインになっていました。かっこいい!

美しい仏像なのですが、どことなく怪しい雰囲気を感じます。

こちらの本堂?も、タイのお寺では見たことのない形状。

Sunnyside

このお寺が人々に忘れられ時が流れ、ある日再発見されたら、「クメール文明と異なる遺跡が!」みたいな大発見になりそう。

壁面の模様もナーガも、すべてモザイクでできています。

大金がかけられたという雰囲気ではないので、こんな山の中で、どれほど労力がかかったのだろうと途方もなく感じます。

本堂の中の壁面は、少し大きめのモザイク。

なんとなく怪しい曲が流れてきそうな薄暗さで、人も誰もおらず少し怖かったですが、とにかく雰囲気はありました。

中には作業中のモザイクも。作るのに時間かかりそうですよね。

トイレにも。なんとなく息をつかせてくれる緩いデザインです。

タイあるある、版権的に心配になる作品もありました。

敷地内は広く、ジャングルの遺跡を探検するような楽しさがあります。

タイでよくみかける節足動物のヤスデくんがかなりたくさんいたので、苦手な方は要注意(ヤスデWilkipedia

森を抜けると、見晴らしのよさそうな場所に、ナーガに守られた仏像の背中が見えました。

こちらも少し不気味な感じの仏像か…?と思いきや、なんだかとても気が抜ける優しいお顔をしていました。

見晴らし台の柵もモザイクで、本当に頑張って作っているなあという労力を感じました。

かなり分け入った場所にあるので、マニアックな方向けのお寺です。

名称ワット プー パノム ディー
地図GoogleMAPで開く

まとめ

ラオス、そしてベトナムへと続く交易の町ムクダーハーン。

巨大なナーガのあるワット・ローイ・プラ・プッタバートが出来たことで、遠くても訪れたくなる一大スポットに変貌を遂げました。

2024年の開運パワーを受け取りに、ぜひ訪れてみてくださいね。

ABOUT ME
Sunnyside
Sunnyside
タイ在住。バンコクの街歩きと、市場でくつろぐ猫が大好き。ガイドブックに収まりきらないタイ国内旅行の魅力を発信中!よりディープなお出かけはInstagramから

こんな記事もおすすめ