こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
北イサーンのムクダーハーンは、メコン川を挟んでラオスのサワンナケートという町との交易の拠点として栄えてきました。
日本人には馴染みの薄い県と思いますが、近年、「ワット・ローイプラプッタバート」にある巨大な龍のモニュメントの迫力がすごい!ということで注目を浴びつつあります。
2024年は辰年ということで、参拝客も増えているのだとか。
この記事では、ワット ローイプラプッタバートを中心に、ムクダーハーンの見どころについて紹介します。
ムクダーハーンへの行き方
バンコクからムクダーハーンへの移動は、主に下の3つの方法があります。
長距離バスでムクダーハーンに行く
長距離バスで、バンコク北バスターミナルから行く(所要時間約10時間)。
ムクダーハーンのバスターミナルから、メコン川の向こうのラオスのサワンナケートという町に国境超えが出来るそうです。
ナコーンパノムからアクセスする
ムクダーハーンの北にあるナコーンパノムには空港があるため、ナコーンパノム経由でアクセスします(ナコーンパノムから所要時間2時間)。
ナコーンパノム空港にはリムジンサービスがあり、タクシーチャーターもありました。
ウボンラーチャタニーからアクセスする
ムクダーハーンの南にあるウボンラーチャタニーにも空港があるため、ウボン経由でのアクセスも可能です(ウボンから所要時間2時間半)。
ウボンラーチャタニー空港は国際空港なので、イサーン地方の中ではタクシー等も充実しています。
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ムクダーハーン一番の見どころ・タイ最大のナーガ
ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム
ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムは、ムックダーハーン県の南部にある「プー・マノーロム」という小さな山の上にあるお寺。
山の上にあるお寺なので、麓部分で車を降りて、ピックアップトラックで山の上まで登ります。
ピックアップトラックは急な坂道を10分くらい登っていきます。
立っていると転げ落ちそうなほどなので、後ろの席は気を付けましょう。
小高い山の上に到着しました。遠目にメコン川とその対岸のラオスが一望できます。
ラーマ9世生誕記念の白色の大仏
ひとつ目の見どころは、ラーマ9世(プミポン国王)の生誕84周年を記念して、2011年に建立された白色の大仏です。
この仏像の高さは60m。
タイで一番大きなお寺ワット・ムアンの大仏は高さ93mなので、それと比べると少し小さいですが、こちらの大仏は4階建ての建物の屋上に鎮座しているので、遠くからでもよく目につきます。
建物の中は、2022年時点でまだ建造中。いくつかの仏像が置かれている他は、閑散としていました。
建造中にもかかわらずエレベーターは稼働中。4階まで上がるのが面倒だったので、ありがたく使わせてもらいます。
屋上からは、ムクダーハーンの街並みがよく見えました。
大仏はちょっとたれ目で、なんだかチャーミング。
ワット・ムアンと同じく、御手に触れることができました。
仏像に実際に手を触れる機会ってなかなかないので、なんだかすごくご利益ある感じがしますよね。
さて、屋上からメコン川を見ていると、何やら森の中に目立つ建造物が。
これが噂のムクダーハーンのナーガ様!
予想以上に山の景色にしっくりと馴染んでいるので、まるで本物の龍が大地から湧き出たよう。
はやる気持ちを押さえながら、ナーガ様のところに行ってみます。
まるで神龍!巨大ナーガ
遠くから見ても目立っており、かなりの大きさであることがわかります。
大分近くなったところに、赤い札がたくさんかけられたスポットがありました。
こちらの机の上に載っているのが、参拝セット。
ろうそく、線香、花は定番ですが、それに小さな線香と赤い布がつけられていました。
赤い布は自分の名前を書いて、近くに結ぶようです。
たくさんの願い札に囲まれたナーガ様。近くから見てみると、造形がすごく細かいことがわかります。
ようやく全貌が見えてきました!
この巨大な青いナーガ様は、全長なんと122m!高さも20mあるそう。
タイのナーガ像は複数の頭を持つものが多いので、私からするとこれは「龍」という感じ。
全長を観たいのでぐるぐる回りながら歩くのですが、本当にどの角度から見ても見事な龍!
巨体をくねらせるそのお姿は、まるで生きているかのような迫力です。
どうですかこの優美なお姿!日本人からするとこの長い龍はそう…まさに…神龍!
願いはかなえてやった。ではさらばだ…!
鱗も一枚一枚がとても丁寧につくられ、色合いも微妙にグラデーションがかかっているのがわかります。このサイズ感で、これほどの曲線美を描く技術にあらためて驚嘆。
そしてなんといっても、この大仏と同じ視界に入るというのが素晴らしい!
タイでナーガといえば、瞑想中の釈迦を雨風から護った守護神という存在。このように仏像と並ぶ姿は、まさに神話から抜け出てきたようなファンタジー感があります。
このナーガのとぐろの輪に入った大仏を、写真に収めようとしている方もたくさんいました。
まさにムクダーハーンのシンボルともいえる存在感。圧巻でした。
名称 | ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 7:00〜17:00 |
ムクダーハーンのその他の観光スポット
【第2タイ・ラオス友好橋】メコン川のほとり
第2タイ・ラオス友好橋は、メコン川を挟んでタイとラオスを結ぶ、2024年現在タイに4つあるうちの2番目の橋。
国境を越えてラオスのサワンナケートという町に繋がっています。
タイ・ラオス友好橋は、メコン川のこんなところに架かっているよ!
- 第1友好橋:(タイ)ノーンカーイ⇔(ラオス)ヴィエンチャン
- 第3友好橋:(タイ)ナコーンパノム⇔(ラオス)ターケーク
- 第4友好橋:(タイ)チェンライ⇔(ラオス)チェンコン・フアイサイ
タイとラオスの国境を流れるメコン川の川幅が、もっとも広いのがここムグダーハーンで。
第2タイ・ラオス友好橋の川横断部分の長さは、1600mともっとも長いのだそう。
閑散としていましたが、メコン川のクルージングもあるようでした。
夜はメコン川を臨みながら、ムーガタでも食べられそうな雰囲気。河畔にレストランのテーブルがたくさん並んでいました。
この橋のたもとには、プー・パヤーナーク(ナーガ)という廟があり、ナーガ神がとぐろを巻いた大きな柱がありました。
この場所に、幸運を祈りに訪れる参拝者の願いを叶えるために、パヤーナークが現れるのだとか。
神龍はこっちだったかー!!
周囲にはたくさんのナーガのお供え物がありました。
このナーガのお供え物は、メコン川流域でしかなかなか見る機会がないので、つい眺めてしまいます。
川のほとりで橋に向かって、お祈りをしている人たちがいました。
メコン川の大いなる流れの向こう岸を眺めながら、昔の人々は、自然の偉大さにナーガという神秘性を見出したのかもしれないですね。
ムクダーハーンの人々は、この地にパヤナークのすみか(洞窟)があると信じているようで、プー・パヤーナーク(ナーガ)廟の隣に、博物館のようなものがありました。
この建物の奥から眺める第2タイ・ラオス友好橋が、額縁絵のように美しかったです。
仏教のお坊さんとは違う、白い装束を来た僧の像がありました。由来が気になりますね。
スタッフさんに「地下もあるから見てみて!」と促されたのですが、何やら怪しげな雰囲気で、ちょっと戸惑ってしまいました。
下に降りてみると、なんとも不気味な空間!
どうやら、ナーガの住む地下世界をイメージしたスペースの様です。
ナーガや鉱物、宝石など、地下世界を想起させる空間になっていました。
スモークもたかれていて、異界のような雰囲気を醸し出しています。
このように、第2タイ・ラオス友好橋のふもとは、ナーガ信仰をありありと感じさせる場所になっていました。
名称 | 第2タイ・ラオス友好橋 |
地図 | GoogleMAPで開く |
【インドシナ市場】国境の市場
インドシナ市場は、第2タイ・ラオス友好橋から、車で15分ほど南に行った場所にある、国境の市場。
国境にはこの「インドシナ」という名のついた市場がよくあるのですが、実はその意味をよくわかっていませんでした。
旺文社世界史事典 三訂版 「インドシナ」の解説
アジア大陸の南東部にある半島。 名称は、インドと中国の中間地域にあることに由来。広義にはインドシナは東部のヴェトナム・カンボジア・ラオス、中部のタイ、西部のミャンマー(ビルマ)と半島部のマレーをいい、狭義には旧フランス領インドシナをさす。
ということのようです。
国境地帯は国としての主体が揺らぐので、近隣諸国を総括した「インドシナ」という呼称がしっくりくるのかもしれません。
実際の地図を見ても、ムクダーハーンの対岸のサワンナケートは、ラオスの国の形の中でも細い部分にあたり、その向こうのベトナムのフエなどからも、アクセスがしやすい町なんですよね。
そういった背景から、ムクダーハーンのインドシナ市場も、ラオスやベトナム、カンボジアなどからの品々も売られているそう。
市場ではドリンク代わりに果物を買うのが、子供たちにとっての貴重な水分&栄養補給。
私たちが訪れたときには雨季だったので、傘屋さんがありました。
タイではあまり傘を差さないので新鮮。
あと、ムクダーハーンのトゥクトゥクは、外装がメカっぽいというか機械じみていて、見ていてカッコイイ!と思うものが多かったです。
あまり賑わっているという雰囲気ではありませんでしたが、国境の交易に思いをはせられる場所でした。
名称 | インドシナ市場 |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 7:00〜17:00 |
【Jae Sun Jao Kao】絶品クイジャップユアン
クイジャップユアン(カオピヤック)というのは、モチモチの米粉とタピオカ麺で作られた麵料理で、タイでは特にイサーン地方を中心に食べることができます。
私はこれが大好物で、イサーンに行くと必ずといってもいいほど食べます。
インドシナ市場のすぐそばにお店を見つけたので、行ってみました。
こちらはクイジャップユアン専門店のようです!これは期待できます。
大鍋で出汁をとるための骨付き肉が煮込まれています。
こちらがクイジャップユアン。
普通はうどんのような太麺や平打ち麺が多いのですが、このお店はめずらしくセンミー(細麺)でした。
モチモチなのに、細麺がとんでもなく汁と絡んで美味い~!!ぜひインドシナ市場と併せて立ち寄ってほしいお店です。
名称 | Jae Sun Jao Kao |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 6:00〜24:00(Google Mapではこうなってるけどホントかな?) |
【ワット プー パノム ディー】山の奥の不思議なお寺
最後に紹介するこの場所は、ムクダーハーンではなくその隣のアムナートチャルーン県から。
ウボンラーチャタニーから訪れる場合の途上にあります。
どこまでも続く田園地帯の道路に、看板が見えました。
かなり鬱蒼とした森の中を進んでいくので、天気のいい昼間に訪れましょう。
このお寺は一応仏教寺院なのだと思いますが、とても変わったモザイク建造物にあふれているんです。
なんとなく、ノーンカーイのサーラーケオークー公園を彷彿とさせる場所です。
しょっぱなから、何の生き物かわからない像がお出迎えしてくれます。
どことなく不気味ではあるのですが、このモザイクは山の小石を少しずつ集めて作られたそう。
ひとつひとつ積み重ねて、ものすごく年月をかけて作ったであろうことがわかります。
こちらは涅槃像のようです。台座も含めて、視界に入るすべての建造物がモザイクで作られているので、かなり見ごたえがあります。
先ほどの涅槃像を後ろから見ると、色合いを反転させたデザインになっていました。かっこいい!
美しい仏像なのですが、どことなく怪しい雰囲気を感じます。
こちらの本堂?も、タイのお寺では見たことのない形状。
このお寺が人々に忘れられ時が流れ、ある日再発見されたら、「クメール文明と異なる遺跡が!」みたいな大発見になりそう。
壁面の模様もナーガも、すべてモザイクでできています。
大金がかけられたという雰囲気ではないので、こんな山の中で、どれほど労力がかかったのだろうと途方もなく感じます。
本堂の中の壁面は、少し大きめのモザイク。
なんとなく怪しい曲が流れてきそうな薄暗さで、人も誰もおらず少し怖かったですが、とにかく雰囲気はありました。
中には作業中のモザイクも。作るのに時間かかりそうですよね。
トイレにも。なんとなく息をつかせてくれる緩いデザインです。
タイあるある、版権的に心配になる作品もありました。
敷地内は広く、ジャングルの遺跡を探検するような楽しさがあります。
森を抜けると、見晴らしのよさそうな場所に、ナーガに守られた仏像の背中が見えました。
こちらも少し不気味な感じの仏像か…?と思いきや、なんだかとても気が抜ける優しいお顔をしていました。
見晴らし台の柵もモザイクで、本当に頑張って作っているなあという労力を感じました。
かなり分け入った場所にあるので、マニアックな方向けのお寺です。
名称 | ワット プー パノム ディー |
地図 | GoogleMAPで開く |
まとめ
ラオス、そしてベトナムへと続く交易の町ムクダーハーン。
巨大なナーガのあるワット・ローイ・プラ・プッタバートが出来たことで、遠くても訪れたくなる一大スポットに変貌を遂げました。
2024年の開運パワーを受け取りに、ぜひ訪れてみてくださいね。