Instagramを中心に、タイ地方の果物を販売したり、ローカルな食事スポットを紹介したりと、活動の幅を広げる渡邊健一さん、通称「のびさん」(※この記事でも、のびさんと呼ばせていただきます)
のびさんが最近力を入れて取り組んでいるのが、タイ地方の村を訪れるツアーです。
バンコクに旅行に来たとしても、または暮らしていたとしても、タイ地方の人々の暮らしや文化を知る機会というのはなかなかありません。
フルーツ農園の開拓などで地方の農家とも絆を深めているのびさんが、タイの村と日本人との架け橋になるべく、企画されているのが、この村訪問ツアーなのです。
現在、村訪問ツアーの参加者を募集中です。
この記事では、その村訪問ツアーについて、ツアーの内容や予約方法、のびさんのツアーに懸ける想いを詳しく紹介させていただきます。
タイの村訪問ツアーってどんな雰囲気?
タイの村訪問ツアーは季節にあわせて3つの目的地が設定されています。
- チェンマイ県
- チェンライ県
- サケオ県
「日本のみなさんと村の暮らしを楽しみながら、村おこしにつながる旅行」がコンセプトののびさんのツアー。
どのツアーでも、タイで暮らす人々との交流を大切に内容を考えられています。
①チェンマイ県・ポーングン村ツアー
チェンマイのポーングン村を訪れるツアー。
チェンマイのポーングン村は、村民の収入がコロナにより激減し、若者は村を離れ、農業だけが収入源という状況でした。
「何か日本人に楽しんでもらいながら、村興しになることはできないか?」と相談されたのびさんは、現地旅行会社と共にツアーを企画。
チェンマイのポーングン村では、以下のような体験が待っています!
村の人たちとコムローイ
村の皆さんと一緒に、自分たちで火をつけてランタンを飛ばします。
村のお父さん・お母さんの料理に舌鼓
料理上手な村のお父さん・お母さんの自慢の料理を召し上がれ。
村の小学校で子どもたちと交流
一緒に扇子に絵を描いたり、鬼ごっこやタイならではの遊びをして楽しみます。
最初は子どもたちも緊張気味ですが、遊んだり一緒に給食を食べたりするうちにすっかり仲良しに。タイの学校の給食を食べるのも貴重な経験!
村の皆さんとガトン(ロイカトン)作り
バナナの木と葉っぱ、そして村となっているお花たちを使って、自分だけのオリジナルガトンを作ります。
スイカ農園を訪問&もぎたてスイカを食す
普段は入れない高級スイカ農園(ラーおじさん農園)を訪問します。
「スイカって実際にどうなっているのかな?」「どうやったら美味しくなるのかな?」など、スイカ誕生までの農家さんの工夫を知る機会にもなります。
もぎたてのスイカの美味しさは格別!
村にある温泉で温泉卵・足湯体験
ポーングン村には温泉が沸いています。この温泉で温泉卵を作ってその場で食べちゃいます!
温泉卵を楽しみつつ、足湯も体験できます。
村のお寺を訪問
参加者の皆さんでお寺参り。
お経を一緒に唱えたり、タワーイサンカターン(タンブン)にチャレンジしたりします。
②チェンライ県・ホイチョンプー村(ラフ族の村)
チェンライのツアーで訪問するのは、ホイチョンプー村。
ラフダムという山岳民族が、昔ながらの暮らしを大切にしながら自然と共に生きる暮らしをしています。
きっかけは、この村に20年前から通い続け、心の絆を繋いできたMIZUKIさんから「村の暮らしを日本の皆さんに楽しんでいただきながら、村興しをしたい」という相談から。
暮らすように旅ができるプログラムになっています!
皆でつきたてのピザラフを食べよう
ピザラフ(おもち)と呼ばれる餅つき文化が村では受け継がれています。
つきたてを皆で食べると美味しいね!
村の山道を散策
山の中を歩きながら、「これは食べられる野菜だよ!」などと地産地消の生活と知恵をいただきます。
ゴールは里山の絶景!
村ならではの郷土料理を堪能
無農薬で作られた野菜たちやお米、丁寧に育てられた鶏(ガイダム)など、村ならではの食事を味わいます。
ひよこホームという子供たちの宿舎を訪問
学校が村から遠く、村の麓に宿舎を建てて子供たちが学校に通えるようサポートするのが「ひよこホーム」。
ヨチャチムダンスを一緒に踊りましょう!
山頂の羊カフェやチェンライの有名店での昼食など盛りだくさん!
ドーイチャンにある絶景カフェ“Akha FarmVille”でティータイム。
タイ郷土料理ナムニャオをいただきます!
③サケオ県・ノーンコーウィット村
田植えや稲刈りの時期にあわせて村を訪れ、稲作のお手伝いをします。
田植えの時期には泥んこになりながら、お坊さんも地元の子ども達も、みんな同じように泥だらけで田植え。
稲刈りの時期にも参加すると、自分たちの植えた稲を収穫できて、より愛着が湧くと思います。稲刈りの後は、稲穂からお米を落とすお手伝いも。
村の方たちとサケオの地酒をいただきながら色々な話をしたり、けん玉で日タイ文化交流したり、地元の子供たちと一緒にマシュマロを焼いたりと村の方との交流も楽しみなポイント。
その他、大自然の星空が美しい自然遺産や、絶景が堪能できる洞窟を訪れたり、マンゴー農園を訪問したりと、サケオ県の名所を存分に楽しめます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
のびさんの村訪問ツアー参加方法と注意点
参加予約方法
のびさんの村訪問ツアーへの申し込みは、公式LINE、またはInstagram(記事末尾)のDMから可能です。
2023年のツアー予定
直近のツアー予定は以下の通り。
チェンマイ県
- 1月14-15日
- 2月25-26日
チェンライ県
- 1月21-22日
- 2月11-12日、18-19日(2月は梅狩り体験)
- 3月4-5日、18-19日(お子さんの春休みに♪)
サケオ県
- 毎週末開催可。日程はご相談できますので、一度お問い合わせください。特に連休や3・4月の春休みなど、長期休みのタイミングはおすすめです◎
- 下記はサケオ県ツアーの大まかな年間スケジュールです。天候などにより変更になる場合があります。
- 1月-4月(Lalu星空観察&マンゴー狩り)
- 5月(お休み)
- 6-7月(田植え)
- 8-9月(お休み)
- 10-11月(稲刈り)
- 11月-(1年に1回の村祭り”トートガティン”へ参加)
チェンマイ村訪問スケジュール・参加費・注意点
スケジュール
<1日目>
12:00 チェンマイ空港集合
12:35 カオソーイ屋(子ども向けスープもあり)
13:30 Wat Doi Saket
14:30 村に到着
14:45 ガトン作り(川に流す飾り)
17:30 田舎かーちゃんのタイ家庭料理
18:30 村の皆さんとラムウォン(盆踊りスタイル)・ロイガトン・コムローイ
<2日目>
08:00 村近くの温泉へ
08:40 朝食
10:00 ポーングーン学校で小学生たちと交流
13:00 スイカ農園を訪問
15:00 チェンマイ空港解散
参加費
大人 6,900バーツ・子ども4,500バーツ(2歳以下は無料)
- チェンマイでの全ての交通費
- ホテル代
- 食事代全て(マーケットでの買物は別)
- 体験代全て
- スイカ試食代・体験代
- 学校への支援金
注意点
- チェンマイ空港発着ツアーとなります。チェンマイ空港までの交通費(飛行機代やバス代など)は含まれません
- 宿泊場所は村近くのホテルをご用意します
チェンライ村訪問スケジュール・参加費・注意点
スケジュール
<1日目>
08:50 チェンライ空港集合
09:30 朝食(タイ郷土料理ナムニャオ)
11:15 ラフ族の子供たちがいる施設で交流
12:30 集落到着(ドーイホイチョンプー)
12:30 ラフ族のみなさんからの歓迎の踊りを見つつ、山岳民族料理や餅つき大会
14:30 集落ウォークで綺麗な景色を眺めたり、里山の雰囲気を楽しみます
16:30 村の皆さんと晩御飯準備のために食材を収穫へ。料理のお手伝いもします
18:00 晩御飯・ラフ族の踊りや音楽を楽しみます
20:30 集落を後にし、ホテルへ向けて出発(21:15ごろホテル着)
<2日目>
08:30 ホテルで朝食
09:30 チェックアウト
10:30 ドーイチャンにある絶景カフェでお茶
12:30 ランチ(北部郷土料理“クイッティアオ・クア・ナム・ガイ”)
13:30 ワット・ローン・スアテンを見学
15:00 チェンライ空港到着
※ツアーの内容は変わることがあります
参加費
大人 6,900バーツ・子ども4,500バーツ(2歳以下は無料)
- チェンライでの全ての交通費
- ホテル代(朝食代含む)
- 1日目の朝食
- ラフ族の村での体験や食事(アルコールもあり)
- 2日目のカフェ入場料+ワンドリンク付き(タイティー・ピーチティー・レモンジュース)
注意点
- チェンライ空港発着ツアーとなります。チェンライ空港までの交通費(飛行機代やバス代など)は含まれません
- 宿泊場所は集落近くのホテルをご用意します
サケオ県訪問スケジュール・参加費・注意点
スケジュール
サケオ県主催のツアーは、ご希望人数に合わせて「星空観察(1〜4月限定)」や「マンゴー狩り」などご希望を伺いながら内容を決めていきます。
他のツアーと違い、車で行けるので小さな子ども連れでも参加しやすく、お友達や家族とのグループ旅行にピッタリです。
バンコクから直接行くと遠いので、間にココナッツ農園や、ローカルなお寺訪問に立ち寄るなど、疲れないように工夫してくれます。
注意点
- 最小催行人数:8名(お友達やご家族などと8名以上でお誘い合わせの上、ご連絡ください)
- 基本的にサケオ県現地集合のツアーとなります。ツアーの際は、自家用車か、運転手付きの車をレンタルして行くことになります
- 参加者で乗り合って行く場合は、のびさんがレンタカーの手配もしれくれるのでご相談くだださい
主催者:のびタイランドさんとは?
2019年6月にインバウンド誘致を行う政府系機関の職員として来タイ。
タイの人の温かさや食べ物の美味しさ、文化などの魅力にどんどんのめり込んでいった彼が、特に惹かれたのはタイフルーツでした。
サケオ県でマンゴー狩りをしたとき、その美味しさに感動。
そこから美味しいタイフルーツを追い求めて、ネットで調べた各地の農園に自分で訪問するという活動を始められました。
そのうちに、中間搾取されて経営難に陥っている農家さんの問題を知り、「自分にできることはないか?」と考え、Instagramのフォロワーさんへフルーツを紹介してみたら大好評。
その後も、フルーツの種類を増やしたり、農園ツアーを企画して、農村と消費者を繋ぐ活動を続けられてきました。
2022年8月、会社を辞め独立。
フルーツ販売を続ける傍ら、この記事で紹介したようなタイの地方の村を訪れるツアーも企画し、タイの魅力を伝え続けています。
以下、のびさんからのメッセージです!
「はじめは、私がサケオ県のマンゴー農園に訪問する中で、友人たちから『私たちも農園でマンゴー狩りをしたい!』」と声をかけてもらい、農園訪問を目的に地方旅行を始めたのがきっかけです。
タイでは色々なフルーツはあるけれど、その農園でフルーツの樹木を見たり、農園で働く農家さんの生活を知る機会は少ない。
そこで、日本の皆さんにタイフルーツをより楽しんでもらうために、参加者を募って農園訪問を始めたんですが、そうすると、農園近くの村から「私たちの文化を紹介して、何か村おこしになることができないか?」と相談をいただくようになりました。
そこで、農園に加えて村訪問もツアーに追加されたんです。
タイの農村には、バンコクで生活する中で見えづらい昔ながらのタイ生活が残っています。
観光地化された村でおもてなしを受けるのではなく、ありのままの飾らない生活を皆さんと体感できるツアーが今回ご紹介した3つのツアーです。
村の皆さんと笑顔で挨拶をして、一緒に料理を作り、踊る♪
タイの田舎に『友達ができて嬉しい!』とご参加いただいた方からお声をいただくことも多いです。
『私はタイ語が話せないから地方旅行は勇気がいる』『小さな子どもがいるから地方は旅行しづらい』という話もよく伺います。
そのような方が安心してタイの農村部を楽しめる一つの方法として、私たちのツアーがお役立ちできますと幸いです!」
のびさんの人柄を知ったらみんなファンになること間違いなし!これからも応援し続けたいです。
ツアーやフルーツが気になった方は、のびさんのInstagramを要チェックです!
Nobi Fruits & Travel 問い合わせ先
公式LINE | LINEで友達になる |
https://www.instagram.com/nobithailand/ | |
メール | herrwachan@gmail.com |