こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
ノーンカーイは、北イサーンのメコン川を隔ててラオスと国境を接する町。
タイ国鉄東北線の最北端の駅がある場所です。
ラオスの首都ヴィエンチャンとも近く、1994年に完成したタイ・ラオス友好橋を渡って、タイからラオスに移動する観光客も多いです。
この記事では、ノーンカーイの見どころについて紹介します。
ノーンカーイの行き方
バンコクからノーンカーイへの移動は、主に下の3つの方法があります。
長距離バスで行く
長距離バスでバンコク北バスターミナルから行く(所要時間約10時間)
ノーンカーイのバスターミナルからは、ラオスに入国するためのイミグレーション行きのバスも出ています。
電車で行く
特急列車でクルンテープ・アピワット中央駅(バンスー中央駅)から行く(所要時間約10時間半)
タイ国鉄東北線の終着駅であるノーンカーイ駅からは、支線に乗り換えて、バスと同様にタイ・ラオス友好橋を渡って、ラオスに入国することができますよ。
ウドーンターニーからアクセス
ノーンカーイはウドーンターニーから1時間程度で行けますので、飛行機でウドーンターニー空港まで行ってから、タクシー等で移動するのもオススメです。
ぜひウドーンターニーと一緒に観光してみてください。
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ノーンカーイのおすすめスポット
① 【タイ・ラオス友好橋】ラオスを結ぶタイで最初の橋
1994年に開通したメコン川に架かる橋「第1タイ・ラオス友好橋」。
全長は1174メートルで、中央に鉄道線路が敷かれています。
タイとラオスを結ぶ友好橋は4つあり、5つ目は2024年にブンカーンにできるそうです。
タイ・ラオス友好橋は、メコン川のこんなところに架かっているよ!
- 第2友好橋:(タイ)ムクダーハーン⇔(ラオス)サワンナケート
- 第3友好橋:(タイ)ナコーンパノム⇔(ラオス)ターケーク
- 第4友好橋:(タイ)チェンライ⇔(ラオス)チェンコン・フアイサイ
タイ・ラオス友好橋からラオスに渡るには、イミグレーションを通る必要がありますが、橋の途中までなら入場料を払って、歩いていくこともできるみたい。
こちらはタイ・ラオス友好橋のバスからの風景。左側が遊歩道になってます。
真ん中は中央分離帯みたいに見えるんだけど、これが線路なんだって!
橋周辺のメコン川岸は綺麗に舗装されているので、横から眺めることもできます。こうしてみると、メコン川って大きな川なんだなあ。
名称 | タイ・ラオス友好橋 |
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② 【プラタート クラーンナーム】メコン川に沈んだお寺
プラタート・クラーンナームはその名の通り(プラタートは「仏舎利」、クラーンは「中」、ナームは「水」)、水の中に沈んだ仏塔です。
メコン川は長い歴史の中で少しずつ形を変えており、かつてはこの仏塔のあった場所は陸地だったのですが、少しずつ川の水に浸食され、今ではすっかり水没してしまったそう。
乾季の間だけ、てっぺんからその姿を現してくれます。
私たちは12月に訪れたのですが、川岸からメコン川をみると、確かに川の真ん中にちょこんと何かが浮かんでいるのが見えました。
仏塔のそばには、沈んでしまった仏塔を模したものが新しく建造されていました。こちらの仏塔はプラタート ラーノーンという名前の様です。
こんな大きな仏塔とおなじものが、まるまる水に沈んでしまったなんて。潜ったらこの全貌が見れるのかもと思うと胸が熱くなる!
仏塔の中はこんな感じで、仏像が何体も置かれていました。
プラタート クラーンナームへは、プラタート ラーノーンのそばの桟橋からボートで渡ることができます。
貸し切りの場合は200バーツ、ライフジャケットもついてました。
ボートが段々と仏塔に近づいていき、ワクワクがとまりません!
こちらが仏塔のてっぺん。何重もの聖布がまきつけられているからか、岩のようにふっくらしています。
仏塔の前で停船し、ボートで購入した香油を注ぎ、お花をささげました。
反対から見ると屋根の瓦?のようなものが見えますね。
メコン川クルーズとしても楽しめますし、遺跡巡りのような楽しさがありました。
名称 | プラタート クラーンナーム |
地図 | GoogleMAPで開く |
③ 【サーラーケオークー】メコン川両岸にあるユニークな公園
サーラーケオークーは、ノーンカーイ出身のルアンプー・ブンルア・スラリットという人によって作られた庭園です。
ルアンプーは純粋な仏教の僧侶ではなく、ヒンドゥー教やインド神話などからインスピレーションを得て、当初はラオスに庭園を造りました。
その後タイに亡命した後、このサーラーケオークーを建造したそうです。
園内はその思想を受け継いだ独特の建造物が林立しています。
こちらのナーガ像や立像は、カメラに収まりきらないほどで、想像以上の大きさ!
この石造のお姉さん、造形はとても美しいのに、どう見ても「ゲッツ!」してます。
タイのお寺でときどきみかけるラーフー神。空虚な目が逆に邪悪な感じがしてきます。
よく見ると、本当に美しいんですよね。
ひとつひとつに宗教的思想が込められているそうなので、よく理解したい人はガイドとともに訪れた方がいいかも。
タイの仏教寺院に見慣れていると、何とも言えないズレを感じ、すごく不安定な気持ちになってきます。
宗教建造物のようでいて、アートに近いのかも
これなんか、ベルセルクの使徒に出てきそう(マンガ好き)。
これだけのインパクトある建造物が、青空の下で野ざらしになっているのがなんとも印象的でした。
タイ中心地にあれば間違いなく人気スポットなのでしょうが、ここはノーンカーイ。
観光客もほとんどおらず、静かなのがまた異様さを増します。
ノーンカーイで間違いなく1番インパクトの強い場所だと思います。
ちなみに対岸のヴィエンチャンにもワット・シェンクアーンという名前の庭園がありますので、マニアな方は両方見比べてみてもいいかも。
名称 | サーラーケオークー公園 |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 8:00〜18:00 |
④ 【Huen Hat Kham】メコン川を一望できるカフェ
メコン川沿いのカフェ「Huen Hat Kham」は、先ほど紹介した「プラタート クラーン ナーム」から車で10分程の場所にあります。
リゾートホテルに併設されたレストランなので、ローカルな雰囲気から一転しておしゃれな感じ。
ここのレストランの魅力はなんといっても、メコン川沿いに作られたたくさんの休憩スポット。
ブランコやハンモックなどがあるので、子連れでもゆっくり楽しめます。
ただ、かなり岸ギリギリにつくっているので、転んで坂を滑り落ちると「割とガチで川に落ちるんじゃないか?」と少し不安。
たくさん動き回るお子さん連れの場合は、目を離さない方がいいかも
Huen Hat Khamは、料理も美味しいだけじゃなく、見栄えもとてもきれい!メニューを見ながら、どれを頼もうかワクワクしてしまいました。
ランチでもカフェでも、ノーンカーイで一息つきたいときにオススメの場所です。
名称 | Huen Hat Kham |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
公式サイト | Facebook Instagram |
⑤ 【ワット・パー・ターク・スア】タイで最初のスカイウォーク
スカイウォーク「ワット・パー・ターク・スア」は、今回紹介するスポットの中で唯一、ノーンカーイの西側にあります。
タイ・ラオス友好橋から車で1時間15分ほどかかります。
ルーイ県との県境にも近いこの場所は、ノーンカーイ山中の崖にあり、二股に分かれるメコン川とその対岸のラオスを臨む絶景スポット。
この場所に2016年にスカイウォークが設置されたことで、絶景が楽しめるスポットとして人気を集めることになりました。
この大パノラマ!晴れているとメコン川の雄大な景色を堪能できます。
看板にはタイ語で「タイ最初のスカイウォーク」と記されています。今ではタイのあちこちに設けられている人気のスカイウォークですが、ノーンカーイが発端なんですね。
初代なだけあって、崖からせり出したスカイウォーク部分は、わずか数メートル分くらいしかありません。
ガラスを傷つけないよう足袋を履いて歩きます。ガラスの透明感がなくなっていて、正直言うとスカイウォークのスリルさはほとんど感じませんでした。
特筆すべきなのはやはりこの絶景!
メコン川を臨むスポットはイサーン各地にありますが、これほど高低差がある場所はなかなかないので、爽快感が半端なかったです。
ノーンカーイ市内からは距離はありますが、この絶景をみることができて、来た甲斐がありました。
ちなみに、ノーンカーイ市内からワット・パー・ターク・スアにアクセスする場合、メコン川沿いを移動することになるのですが、途中にシーチェンマイという町があります。
シーチェンマイはラオスの首都ヴィエンチャンのちょうど対岸にある町なので、この場所から首都を臨むことができます。国境にロマンを感じる方は寄り道してみましょう。
名称 | ワット・パー・ターク・スア |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 6:00〜18:00 |
まとめ
ノーンカーイは小さな県ですが、やはり国境の町独特の魅力を感じさせる町です。
この町を訪れると、今度は次にラオスにも行ってみたくなってしまいますので、また旅の計画がはかどってしまいますよ!