もうすぐバンコク生活も丸2年。駐在妻生活も丸2年。もっといえば専業主婦生活も丸2年になりますが、いまだに慣れないことがあります。
それは、自分の友達のことを「お友達」ということ。
はっ!もしや読者の駐在妻さんのほとんどの反感を買ってしまうのだろうか!?(((((( ;゚Д゚)))))
他の方が言っているのを聞くのはいいんですよ。でも、自分が「お友達」というのには、なかなか慣れないんですよね…
友達を「お友達」と言うこと
バンコクに来てから、西洋人のことを「ファラン」と呼ぶことにも、木曜に開催されるタラート(市場)のことを「モクタラ」と呼ぶことにも、すっかり慣れたました。
でも、友達のことを「お友達」と呼ぶのには、さっぱり慣れません。
多分このブログでも、頑なに友達か友人と言い続けてきました。
でもみんな言ってますよね。
「お友達とランチ〜」「この間お友達が〜」って。ブログでも書かれてるのをよく見ますし、会話でも出てきます。
これが、どうも「ザ・ステキ駐妻」って感じがして照れてしまうのです…
私、タイに来るまで友達のことを「お友達」と言う人に、ほっとんど出会ったことがないんですよね。
改めてFacebookやInstagramで友人たちの投稿を見ても、友達とか友人とか、相方、なんて言い方もありましたが、やっぱり「お友達」はありません。
なぜ、駐在妻の世界では、自分の友達のことを「お友達」と言うのでしょうか。
もしくは私の定点観測上にいないだけで、「お友達」というのは普通なんでしょうか。
でも男性は言いませんよね。あと若者も言ってるイメージがありません。うーむ、改めて考えてみたらめっちゃ気になってきたぞ…!
なぜ違和感を感じるのか?
そもそも、なぜ「お友達」という言い方に違和感を感じるのでしょうか。ちょっと調べてみました。
◎ 尊敬語としての接頭辞「お」
「友達」という単語につく「お」は、尊敬の意味を表す接頭辞。尊敬の意味を表すのであれば、「自分の友達」を指すときに「お友達」という必要はありません。また一方で、「相手の友達」を指すときには「お友達」とつけるのが一般的です。例えば「◯◯さんのお友達も一緒にどうぞ」などは違和感ありませんよね。
そうか、自分の友達のことなのに、尊敬の「お」をつけて言うから違和感があるのか!
え、じゃあみんな間違っている言葉を使ってるってこと?なんて思ってたら、「お友達」には、他にも意味があるそうです。
◎ 丁寧語としての接頭辞「お」
「お友達」の接頭辞の「お」は丁寧を表す意味で、そういう言葉を「美化語」といいます。例えば「お手紙」「お洋服」「お風呂」など。美化語は、誰かへの敬意を表すのではなく、表現の上品さや、美しさを上げるために使われる敬語のことです。
「美化語」と言って、その単語の美しさを上げるための敬語があるんですね。
なるほど、みんなが使ってる「お友達」はこっちなのかも。
美化語って聞いたことなかったんですが、2007年から正式に敬語に加えられたそうです。やわからく上品な印象になるので、女性が中心に使っているそう。
もちろん、なんでも「お」をつければいいのではなく、違和感を感じる言葉も。
例えば、「お米」や「お財布」に違和感を感じる人は少ないですが、「おビール」には、ほとんどの人が違和感を感じてしまいます。
そういえば、日本でファンデを買うときにカウンターに行ったら、「このファンデーションはカバー力が凄くて、おシミも隠してくれるんですよ〜」と言われて「おシミ!?」ってなったのを思い出しました(;´∀`)
話がそれましたが、ネット上では、私と同じように「お友達」に違和感を感じる人もいれば、全く何も思わない人もいて、その感じ方は人それぞれのようです。
おそらく浸透度の問題かと。
いつか使う日が来る…かな?
という訳で、駐在妻がこぞって使う「お友達」は美化語だということっぽいです。
駐在妻になってからよく聞くのは、女性らしい丁寧な人が多いってことかな。
こんな堅苦しい話にするつもりはなかったんですが、どうしても自分の違和感の正体を突き止めたくて!!
違和感の正体は、
「美化語の女性を感じさせる言葉遣いが自分にとっては恥ずかしい」
ということなのかも。どうも昔から「女っぽい」と見られることが苦手でなもので…。
そして、後で友達かわ言われたけど、関西ではあんまり「お友達」って言い方をしないから(言葉が雑)、違和感があるだけじゃないかとも言われました。
それかも!!!
ちなみに冒頭にも言いましたが、「お友達」と言ってる自分に違和感がというだけで、他の人が使っている分には何も思いません!!!
使ってる人に対してどうこうという話ではないので、そこは誤解なきよう(´・ω・`)
ふう。ぷくこの面倒臭い・理屈っぽい部分が出ちまったな