こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
今回は、ピチット県の見どころについて紹介します。
タイ中部の北端にあるピチット県は、スコータイやアユタヤ王朝の一部であった歴史の関係で、県内に遺跡を残しています。
また、県をあげて「ワニの町」として町おこしをしているようで、至る所にワニのモニュメントを見ることができます。
「ピチット県=ワニ」としか説明ができないほどのワニ推しぶり!
【寺院】ワット・タールアン
まずご紹介するのが、ピチット中心地のナーン川のほとりにあるお寺がワット・タールアン。
ナーン川は、チャオプラヤー川の支流のひとつで、9月にはここで大規模なボートレースが開催されるそうです。
看板を見ると、ボートを漕いでいる人がタイ衣装を着ているようでちょっと面白そう。
ワット・タールアンはシンプルなお寺ですが、たくさんの参拝客が訪れていました。
中は少し珍しい黒を基調とした壁面で、仏像の背面に夜を模した絵が描かれています。
お堂の入り口の扉も夜空を模しており、とても美しかったです。
常設かどうか分かりませんが、お寺の裏側の通りは、お祭りの様に屋台が並んでいました。
特にご飯は美味しそうな屋台が沢山並んでいたので、小腹が空いていたらぜひ寄ってみてください。
ちなみにちょっと面白かったのが、ワットタールアンの敷地内にある建物を照らす照明を、何故かヤック(鬼)の像が持っていたところ。
ヤックたちが建物を包囲して集中砲火しているようにも見えて、面白かった!
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【寺院】ワット・ポー・プラタップチャーン
遺跡のお寺であるワット・ポー・プラタップチャーン。
お寺の手前に、巨木が幹だけを残して立っていました。こちらは樹齢300年程のバニヤン(ガジュマルの仲間)の木だったそうです。
数年前に折れてしまったとのことでした。
ホテル「バンヤンツリー」の名前と同じバニヤンの巨木。折れる前に見てみたかったなあ
この風貌で現役のお寺というのがすごいですよね。
ちゃんと本堂(布薩堂)の周囲を、結界石が囲んでいました。
タイのお寺では、本堂の周りを8つの結界石が囲んでいることが多いよ。
これが、本堂と仏堂を見分ける手掛かりになったりもなったりします。
新しい結界石だなと思って横から覗いてみたら、崩れかけた当時の結界石も残されていて、新しい石で挟まれていました。
当時の結界石を打ち捨てたりしない信心深さに感動しました。
外から見ると分からなかったのですが、中は天井がトタンで補強されており、その下に、恐らく遺跡と同時代の石の仏像が鎮座していました。
きちんとお寺として機能している遺跡で、ここまで見ごたえがあるものはタイにもなかなかないので、ピチットまで足を運んだら是非訪れてほしい場所です。
【公園】ソムデット・プラ・シーナカリン公園
ブンシーファイと呼ばれるダム湖のほとりにある、ソムデット・プラ・シーナカリン公園。
その名前の通り、プミポン前国王の母であるシーナカリン王太后のモニュメントがありました。
湖の周りは公園の様になっており、住民たちの憩いの場になっています。
一瞬人魚像かと思いましたが、ワニに囲まれた男性の像がありました。
この男性がワニを従えているのか、ワニさんに囲まれて困っているのか、どちらなのか気になる!
この公園の中にワニ園があって、無料で入ることができました。入り口に、鳥肉らしきものが20バーツで売られていました。
園内は池に囲まれており、昼寝中のワニさんがたくさんいました。お肉を落とすとあっという間にわらわらと集まってきます。
目的のワニさんにお肉を投げ入れるゲームが楽しめるよ!
ソムデット・プラ・シーナカリン公園の敷地内は非常に広く、遊具も充実してました。
遊具がこれだけ整備されている場所はピチットでは恐らくここだけなのではないかと思います。
移動時間が多いタイの地方旅行、子連れの我が家にとってこういう場所があるといい気分転換になって助かります。
また、公園の入り口に、超巨大ワニさんのリアルなオブジェがあります。
人が小魚に見えてしまう大きさのワニの像!
こちらのワニ像は、まさにピチットの代表ともいえる存在感なので、ぜひ人物と一緒に記念撮影しましょう。
人生でこんなにデカいワニのオブジェを見ることはもうないと思う
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時間 | 4:00〜20:00 |
【公園】ピチット・ムアンガオ公園
ピチット・ムアンガオ公園は、ソムデット プラ シーナカリン公園から車で10分程の場所にある、遺跡のある静かな公園。
訪れる人もほとんどいないのか、ひっそりとしており、木に覆われた遺跡と城壁の跡地は静謐な雰囲気をまとっていました。
遺跡は11世紀頃のもので、仏塔がのこっていました。
また、公園内にピチット県のサーン・ラック・ムアン(市の柱)のお堂もありました。
サーン・ラック・ムアンはタイのほとんどの県にあり、それぞれ違った特色を持っているので、見つけたら出来るだけ寄るようにしています。
もっと市の中心地にあってもいいのになと思うのですが、遺跡とともにあるというのは結構珍しいですね。
まとめ
ピチット県は、バンコクからも遠く、なかなか訪れることのない県ですが、遺跡好きの私には大満足の場所でした。
私の中でピチット県は「ワニだけじゃなく遺跡もある県」という感想になりました。
ナーン川で行われるボートレースが、どれくらい盛り上がるのか、気になりますね。