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バンコク生活

エラワン廟だけじゃない!ラチャプラソン地区でバンコク最強のパワースポット巡り

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Sunnyside

こんにちは!Sunnysideです。

タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。

商業施設セントラルワールドの対角側にあるバンコク屈指のパワースポット、通称「エラワン廟」をご存じでしょうか?

エワラン廟は、「願い事がかなう神様」として非常にご利益のあるスポットで、常に参拝者でにぎわっているヒンドゥー教の祠。

参拝したことはなくても、「あの人だかりは何だろう?」と興味を持って横切ったことのある方は多いのではないかと思います。

そんなエラワン廟があるエリアのことを「ラチャプラソン地区」と呼ぶのですが、このラチャプラソン地区には、エラワン廟以外にも有名なパワースポットがあるんです。

この記事では、ラチャプラソン地区の8か所のパワースポットについて、紹介していきますね。

ラチャプラソン地区の8つの廟

BTSチットロム駅からサイアム駅へとつづくスカイウォークの各所に、「8 SRHINES @RATCHAPRASONG(ラチャプラソンの8つの廟)」と紹介された看板があります。

普段、ショッピングや観光をしているときは素通りしてしまっていたのですが、この看板にとても分かりやすく紹介がなされていますので、見かけたらぜひ足を止めて見てみましょう。

ラチャプラソン地区にあるパワースポットは、8か所のヒンドゥー教の廟になります。

BTSスカイウォークが走るスクンビット通りと、商業施設のセントラルワールドがあるラチャダムリー通りが交差する、ラチャプラソン交差点を中心としたエリアに点在しています。

それぞれの廟が祀っている神様と場所、開運日などは以下になります。

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それぞれ開運日があって、その日はいつも以上に参拝客にあふれるんだって

① GANESH SHRINE(ガネーシャ神)

ひとつめは、ヒンドゥー教の神様の中でもタイで人気が高い象の神様、ガネーシャ神。

セントラルワールド側のラチャダムリー通りを、まっすぐ歩いて行ったところにあります。

ガネーシャの廟は、スクンビット通りとセンセープ運河にあるプラトゥーナム桟橋のちょうど真ん中あたりに位置しています。

私が訪れたのは、もう夜になるという時間帯でしたが、廟は明るくライトアップされ、たくさんの参拝客が訪れていました。

象の頭と人間の体を持つ成功の神ガネーシャ神

ガネーシャは教育と芸術の分野でご利益があるといわれ、主にキャリアや学業で成功を収めたい人たちから崇拝されているのだそう。

お供えものは、黄色いプアンマーライ(花輪)、黄色い果物(バナナ、パイナップル等)、などがいいそうです。

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ナムデーンという、甘い赤い飲み物もストローつきでたくさんお供えされてたよ。これを飲んでいるガネーシャ様を想像するとなんだか可愛らしい

② TRIMURTI SHRINE(トリムルティ 三神一体像)

ガネーシャのすぐ左横にある廟が、トリムルティ廟。

この2つは隣接しています。

トリムルティとは、サンスクリット語で「三神一体像」を意味し、ブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神の3つが一体化した万能の神様。

トリムルティは愛の神様で、毎週木曜日(とバレンタイン)の朝夜9時半に、赤いバラと線香をお供えすると、効果絶大なのだそう。

ブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神といえば、それぞれがヒンドゥー教で最強の神様という位置づけなのに、合体すると愛の神様になるのが不思議ですよね。

やはり愛が最強なのでしょうか。

像の前には、「どこかのファンクラブかな?」と勘違いするほどのたくさんのバラがお供えされていました。

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特に木曜日の夜には、びっくりする位たくさんの女性の方が参拝しているよ。恋愛成就にかける思いが熱い!

バレンタインも開運日になっているというのも面白い

③ UMATHEVI SHRINE(ウマテウィー神)

3番目のウマテウィー廟は、ラチャダムリー通りを挟んで、ガネーシャの廟のちょうど反対側にあります。

BTSのスカイウォークを歩いていくといいでしょう。

Big C スーパーセンターとゲイソンヴィレッジのちょうど真ん中あたりに位置しています。

ウマテウィー神は、「シヴァ神の妻」であり、「ガネーシャの母」として、日本では「パールヴァティー」の呼び名で知られる慈悲の女神様

台座の周りにはたくさんの人形が祀られており、独特の雰囲気を醸し出しています。

台座の下のところに、この像だけ、いろいろな禁止事項がタイ語で書かれていました。

!禁止事項!
・どんな種類のものでも、肉類はお供えしないこと
・とげのある果物はお供えしないこと
・女性用のアイテムはお供えしないこと
・花輪や花を像にかけたりしないこと
*お供え物としては、マリーゴールドやバラの花を9本が望ましい

慈悲の神様というわりに、なかなかリクエストが厳しいですね。

これくらい厳しくしないと、破壊の神シヴァの奥様はつとまらないのかもしれません。

要求度の高さのためか、他の神様と比べると、ちょっとお供え物が寂しい感じでした。

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パールヴァティー神は、配偶者と家族への献身で有名だそう

家庭内で何か問題が起きたときに、花を9輪もって許しを乞いに行くと、ご利益があるかも…?

④ LAKSHMI SHRINE(ラクシュミー神)

4番目のラクシュミー神のある廟は、これまでと違い、高級ショッピングモール「ゲイソンヴィレッジ(Gaysorn Village)」の中にあります。

ゲイソンヴィレッジは、ハイブランドやスパなどが入った高級ショッピングモール。

実はこれまで1度も入ったことがなかったので、今回初訪問。ラグジュアリー感たっぷり空間に、ちょっとドキドキ。

スカイウォークから建物の中に入り、奥のエレベーターがあるところまで直進します。

ちなみにエスカレーターだと直接いけないので要注意です。

行き先は4階。エレベーターのパネルには、「LAKSHMI SRHINE」の表記がありました。参拝に訪れる人が多いのでしょうね。

エレベーターを降りると、廟のある屋上庭園へと続く入り口と看板がありました。

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が!実はこの時夜に行ってしまったため、屋上庭園に出ることが出来ず断念…!4番目と5番目だけ訪れる時間に制限があるので気を付けよう

後日、改めてご訪問。屋上庭園をぐるっとまわった先に、円錐の廟がありました。

屋上庭園は、平日の日中に訪れたにもかかわらず、参拝客が列をなすほどの大賑わい!

像の周りには、ピンクの花輪や赤い果物がたくさんお供えされています。

ラクシュミー神は豊穣と幸運の女神

お金や幸運、ビジネスでの成功を求めて、ここも多くの人たちが参拝するのだそう。

巨大な金色の蓮の花の台座の上に立つ、4本の腕を持つラクシュミー神。

頭から足元まで細やかな装飾で飾られており、ひときわ美しさが目立ちますね。

台座の下には円形の流水の水場があり、たくさんの蓮の花が浮かべられていました。

タイのすごいなあと感じるところは、このピンクのお供え物たち、近くで販売されているわけではないんですよ。

つまりみなさん、わざわざ参拝のために、ちゃんとどこかでこれらを調達してから来ているんですね。

タイの人たちの信心深さを改めて実感できる廟でした。

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美と豊穣の女神が高級ショッピングモールにいらっしゃるというのも、なんだかタイらしくていい!

このモールの常連客になれるよう、たくさんお祈りに来ようかな

⑤ JATULOKBAL SHRINE(四方神)

5番目の四方神は、ラクシュミー神と同じゲイソンヴィレッジの屋上庭園の反対側にあります。

ピンクで埋め尽くされたラクシュミー神と対照的に、ここは訪れる人もまばらで、少し閑散とした印象。

これまで訪れた廟と比べると、台座も像の大きさも、全体的に少しあっさりしているなという感想を持ちました。

調べてみると、実はこの四方神は1番新しい像で、ちょっとした事情があるものでした。

あとで説明をしますね。

⑥ ERAWAN SHRINE(エラワン廟)

6番目のエラワン廟はご存じ、グランドハイアット エラワンバンコクの前に鎮座しています。

いつ訪れても人であふれている、まさにバンコクを代表するパワースポットです。

「プラ・プロム」の愛称で親しまれるエラワン廟には、四面の顔をもつ創造の神ブラフマーが祀られています。

花や線香をお供えしながらぐるりとまわり、四面すべてに祈りをささげましょう。

グランドハイアット エラワンバンコクの建設が始まった当初、事故が多発していたのが、このブラフマーを祀る廟が完成した後は、工事が順調に進んだという由来をもっています。

そのため、ホテルの竣工日である11月9日が開運日となっており、この日は盛大にお祭りが開催されます。

敷地内には舞踊団が待機しており、エラワン廟で願い事が叶った人は、ブラフマー神に感謝の踊りや音楽を奉納することができます。

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ここは人気スポットのため、敷地内でお供え物セットを買うことができるよ

敷地外の周辺では、お供えセットを高価で販売している人もいるので、持参するか、敷地内で購入するのがオススメ

⑦ INDRA SHRINE(インドラ神)

エラワン廟から、スクンビット通りをBTSプルンチット駅方面に進んでいったところ、アマリンプラザの脇に、7番目の廟があります。

BTSプルンチット駅から降りると、この廟が1番近いので、ここから参拝を始めてもいいかもしれません。

インドラ神は雷を操る神様で、緑色の皮膚に腕が4本、2本の槍を手にした姿で描かれます。

タイでは「プラ・イン」と呼ばれ、別名が「アマリン」です。

ちなみにインドラ神の乗り物は白象で、これがタイ語での「エラワン」になります。この廟にも、ちゃんと台座の下にエラワンが控えていました。

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BTSのスカイウォークを歩いていると、スカイウォークのこの像が見えるところで、立ち止まって会釈をしたり、手を合わせているの人たちをみかけることがあるよ

ちょっと足を止めるこの信心深さ、見習いたい

⑧ NARAYANA SHRINE(ナーラーヤナ神)

最後のスポットは、スクンビット通りのアマリンプラザの対岸側にあります。

インターコンチネンタル バンコクの正面エントランス、噴水に囲まれた像がこちら。

ここは廟というより、ホテルが設置した像がパワースポットになっている感じですかね。他の場所とは違い、ここにはお供え物などはありませんでした。

ナーラーヤナ神は、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の異名。

ナーラーヤナ神は、タイの国章としても有名な「ガルーダ」を乗り物としています。

守護の神として、様々な災厄から身を守ると信じられており、タイのお守り「プラクルアン」などのデザインとしても人気です。

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ナーラーヤナ神が4本の腕に持っているのはそれぞれ円盤、睡蓮、こん棒、巻貝らしいのだけれど、右から2つ目がマイクに見えてしまって…

ガルーダと飛翔しながら歌う神様の姿をちょっと想像してしまった

リストから外された?幻のもうひとつの神様

先ほど、5番目の四方神のところで像が新しい、ということをご紹介をしましたが、実は、「ラチャプラソンの8つの廟」としてもともと知られていたのは、上の写真の像なのだそう。

こちらも、8番目のナーラーヤナ神と同じヴィシュヌ神。

ヴィシュヌ神は、さまざまな姿に変化(へんげ)すると言われており、こちらはガルーダではなく、5つ頭のナーガの上に乗っています。

四方神と比べると、こちらの方が像も大きく力強い感じがし、存在感があります。

実はこの像ですが、あまり多くの人に訪れてほしくない場所にあったため、観光客が増えてきたときに、リストから外された、という事情があるのだそうです。

恐らくその際に、代わりにゲイソンヴィレッジの四方神が新たに建立されたのかな?と推測しています。

冒頭の看板で見てもわかる通り、現在では「四方神」の方が公式の8つの廟になります。

大人の事情でパワースポットが増えたり減ったりするところが、またタイらしい気がしますね。

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そんならこの像を他の場所に移したらいいのに…、という気もするけど、やっぱり像は祀られている場所を守護する存在なのだろうから、難しいのかな

まとめ

以上、ラチャプラソンの8つの廟についてご紹介しました。

今までこのエリアは、セントラルワールドやBig Cなど、買い物以外で訪れることはなかったので、参拝巡りをしたことでこの地区に関する印象がぐっと変わりました

特に、ゲイソンヴィレッジのラクシュミー神や、恋愛成就のトリムルティ神などに多くの人が訪れていることを知り、バンコクの人たちの生活の間に、当たり前のものとして信仰が寄り添っていることを実感できました。

バンコク有数の商業施設エリアで見られる、パワースポット巡りというもうひとつの一面。

ぜひお買い物以外でも、この地を訪れてみてくださいね。

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タイ在住。バンコクの街歩きと、市場でくつろぐ猫が大好き。ガイドブックに収まりきらないタイ国内旅行の魅力を発信中!よりディープなお出かけはInstagramから

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