こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
今回はスリン県で行われるタイ最大の象のショー「Surin Elephant Round Up Show」をご紹介します。
タイに行くと、象を見たり触れ合ったりする機会が本当にたくさんあります。
エレファントキャンプでの象乗りや、動物園でのえさやりなど、「タイと言えば象」というくらい、象の存在が身近になりますよね。
そんなタイにおける象の最大のお祭り「Surin Elephant Round Up Show」が、毎年11月(通常 第三週の土日)にスリン県で行われます。
総勢200頭もの象が一堂に集まって繰り広げるショーはまさに圧巻!
普段なかなか訪れることのないスリン県、この機に是非訪れてみてください。
2024年は、11月16(土)~17日(日)に開催決定!
詳しいスケジュールや、チケットの販売等のお問い合わせについては、タイ観光庁Webサイトに掲載予定。
2024年11月14日 : エレファント・ショーのリハーサル。
2024年11月15日:象のえさやりイベント
2024年11月16~17日:エレファントショー
2024年11月16~17日:光と音のショー
スリン象祭り会場の場所と行き方
スリンはバンコクから約400キロ程の場所にある、南イサーン(東北)地方の町。
象が県の象徴となっているほど有名で、町の至る所に象のモニュメントが見られます。
バンコクから、スリンへの行き方は主に下の2つです。
飛行機で行く
ドンムアン空港→ブリーラム空港→スリン空港(所要時間約2時間)
スリンにも空港はあるものの、バンコクからの直行便は出ておらず、NOK AIRから、ブリーラム空港経由のスリン行きが出ています。
>> Bangkok (Don Mueang) – Surin │ NOKAIR
長距離バスで行く
バンコク北バスターミナル→スリン(所要時間約7時間)
象祭りが行われる会場は町の中心地、スリン公園の近くにある「エレファント・ショー・スタジアム」で行われます。
スリン空港のすぐ近くなので、アクセスしやすいのが魅力ですね。
圧巻の象さん達のパフォーマンス
スリン象祭りのうち、スタジアムで行われる象のショーは、土日の朝9時頃から3時間程度にわたって開催されます。
こちらで当日のチケットを販売していました。
座席は場所ごとに料金が異なります。
おススメはやはり料金が一番高い、南側の中央のエリア。
北側の席は、お昼頃になると写真の様に、下側の席は陽が当たってしまうので要注意。
右側の普通席は臨場感はありそうですが、長時間見るとなるとちょっと居心地悪いかな?
ボックス席の様な仕切りになっており、一つのボックスに子供と一緒に座って見る場合は、子供料金は発生しませんでした。
さあいよいよショーが開催です!私が参加した時のプログラムに沿ってご紹介していきます。
本当は動画でお届けしたい、動く象さんたちの溢れる魅力!
まずは華やかな音楽に包まれて、衣装を着た演者さんと象さん達が続々と登場。
昔ながらの象使いの衣装でしょうか、精悍な男の人達に引き連れられた象たちは圧巻!
普通のショーではおとなしい雌の象が使われる事が多いので、大きな牙を持った雄の象がことさら勇ましく見えました。
民族音楽にあわせて、思い思いにリズムを取っている象さんたち。
これだけの数の象が同時に動いている姿はまず見ることがないので、この時点で本当に本当~に、可愛い!!が溢れてきました。
小動物より大型動物派のSunnyside、象さんの魅力にタイで目覚めたよ!
お次は民族衣装に包まれた演者さんと踊り。
こちらは特に、地元のおじいちゃんおばあちゃんがノリノリで踊られていて、村のお祭りに参加したような楽しさがありました。
ちなみに、毎回演目が終わると象たちは退場するのですが、その都度、象の糞の後始末にスタジアム中を奔走するスタッフさんの姿を見ることができます。
これはこれで子供たちに大うけ!自然の摂理には逆らえない。
次は子供の象による仮装大会!
集落ごとでしょうか、小さな小象さん達がそれぞれの装いで登場し、1頭ずつ紹介されたあとに芸を見せてくれます。
これが本当にかわいい!!!
い~もむ~し ご~ろごろ~ をする象さん
人間でも、子供たちの演技は上手くいっても失敗しても、目頭が熱くなるような愛らしさがありますよね?小象さん達もまさにそんな感じ。
一頭一頭の意外に上手い演技や、ハプニング、なかなかいうことを聞かなかったりする姿がとっても楽しい。
続いて象VS人間の綱引き。
観客席からも選ばれた25人の成人と象1頭で行われましたが、開始10秒で象の圧勝でした(笑)
象たちによる、的あてや絵描きのパフォーマンス。
こちらはタイの他の象ショーでもよく見かけますね。象の描くりんごの木の絵が、後で高額で競りにだされたりするやつです。
そしてショーのハイライト、象サッカーが開催!!2チームに分かれての登場です。
FIFA主催!と 堂々と掲げるタイの清々しさよ…
サッカーボールは象用の大きなものではなく、普通のサイズ。そしてちゃんと足で蹴るんです。
ボールが小さく、足元が見えない象にボールを蹴るのはなかなかハードルが高そう。
これ、試合として成り立つのか?とちょっと不安に思ったのですが、そこはショー、ちゃんと仕込みもあって楽しめます。
おお~っと、ここで青チームの象さんが負傷してしまいました!救護班が駆け付けます。
イエローカードが象サイズ!!
片足を引きずりながら退場する象さんの演技に、会場からは拍手が湧きおこります。
最後はPK戦!白熱した?戦いがついに決着します。
動いているボールを蹴るのは象には本当に難しそうだったので、多分毎年PK戦だと思われます(笑)
この象さんの、ボール蹴る前の仕草もすごく上手い演技。
最後のパフォーマンスは象を使った戦争。
前足を上げて戦う象の勇ましい姿。
象が出てくる戦争シーンは、アユタヤやスコータイのショー等でも見ることができますが、これだけの規模はこのお祭りならでは。
あちこちで土煙が立ち、実際の戦もかくやという迫力でした。
ロードオブザリングを見ているようだ…
最後は全員が出場しての大団円。
ショーが終わると出演していた象さんが観客席まで来てくれます。
一緒に写真を撮ったり、お鼻にチップを渡したりしましょう。
流れでお伝えするとあっという間ですが、象が演じているということもあり、見ている間はひとつひとつのプログラムが割と長く感じました。
疲れてきたら途中で休憩したり、他の席から覗いてみたりしてもいいと思います。半券を持っていれば、再入場可能です。
特に子連れの場合は、子供たちが途中で飽きてしまう可能性があるので、適度に出入りしましょう。
会場の外に、演技を終えた象が出てくることもあるよ。
象のショーは、土日の二日間にわたって行われます。
その他の日程にも、夜に光と音のショーや、250頭もの象へのえさやり、市内を練り歩くパレード等が行われますので、色々な催しに参加してみてください。
2024年の詳しいスケジュールや、チケットの販売等のお問い合わせについては、タイ観光庁Webサイトに掲載があります。
スリン県のその他のみどころ
レリーフの美しい遺跡「プラサート シー・コーラプーム」
スリン市内から車で東に30分ほどの場所にある、クメール様式の「 シー・コーラプーム遺跡公園」
特徴的なのは中央にある仏塔の入口となる門の上部にあるレリーフ。
少しわかりづらいですが、中央上部に踊るシヴァ神が描かれています。右端にはガネーシャ様も。
この遺跡は12世紀ごろ建てられたと言われていますが、これほど美しいレリーフが現存する遺跡はタイではなかなかお目にかかりません。
門の左右を彩る女性のレリーフもとても美しかったです。ヒンドゥー美術が好きな方に勧めたい遺跡でした。
貴重なタイの道の駅?「タオサレン」
タオサレンは「タオ(亀)」「サレン(スリン)」という名前の、スリンの幹線道路にあるショッピング施設です。
車で道を走っていたら、遠くから亀が視界に…何の施設かと思って入ってみるとお店でした。
亀さんの体の中が施設になっており、スリン県やイサーン地方のお土産がたくさん売られていました。
まさに日本の道の駅!
タイは屋台文化が浸透しているので、日本の様な大きな箱もの(建物)のお店は、ショッピングモール以外ではまず見かけないですよね。
タイの地方を旅行していて、これほど大きな土産物屋は見たことがなかったので、新鮮な気持ちで買い物が出来ました。
サトーと呼ばれるタイのライスワインがありました。「SiamSato」等は日本酒の大洋酒としても使用されますよね。ライス酒はイサーンの特産品の様です。
イサーン名物のクイジャップユアンのインスタントがあったのでお買い上げしました。
バーン・タークラン・エレファントビレッジ
スリン市内から車で1時間程の場所にあるエレファントビレッジ。
象使いの技術に優れていたクーイ族の方の村で、象と触れ合ったり、タイの象の歴史などを学ぶ施設があるそうです。
スリン県の象祭り まとめ
いかがだったでしょうか。
これだけの象を一度に見る機会はそうそうなく、象と長く歩んできたタイならではのお祭りだと思います。
スタジアム中で一頭一頭が演技している姿はまるで運動会を見ている様で、純粋に観客として楽しむ気持ちと、頑張る象さんたちを応援したくなる気持ちで胸が熱くなりました。
タイに来て象さんが好きになってしまった方、是非スリン県の象祭りに参加しましょう!